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駒形賞の記録を遡る

 4月26日に水沢競馬場で行われたC1級特別、駒形賞はハナレイ(鈴木祐騎手、飯田弘道調教師)が6馬身差で圧勝しました。この馬は大井でデビュー2戦目を勝ち、その後もB2特別まで5勝、転入前は北海道のA級で走っていました。今後も活躍が期待されます。



 さて、駒形賞については、2020年5月4日「駒形賞に思う」で旧水沢競馬場の話なども含めて、その歴史をご紹介しましたが、今回は創設当初の記録を掘り出したいと思います。


44年
 これは1969年(昭和44年)の年間記録ですが、この年岩手県競馬組合では、はじめて特定の名称付き特別競走を実施します。「駒形賞典」、「日高賞典」、「岩鷲賞典」、「不来方賞典」がそれで、今も続いています。もうひとつ、「黄金賞典」という競走も実施されていますが、これはこの年一回限りでした。ただ、読み方を変えれば、「OROカップ」となって甦ったのだと個人的には解釈しています。



44出
44成
 のちに第1回とされる、1969年(昭和44年)5月11日の駒形賞典は、水沢1600mで行われ、ヤザキ(峰崎進騎手/佐々木二八調教師)が1分46秒0のレコードタイムで優勝。Aイ級とありますが、もちろん血種別ではありません。1着賞金は25万円。



45出
45成
 1970年(昭和45年)5月10日の駒形賞典は、タツミモン(桜田浩三騎手/桜田新一郎調教師)が58キロを背負って優勝。



46春出
46春成
 1971年5月16日の駒形賞典は、アーニン(佐々木陸男騎手/桜田新一郎調教師)が優勝。連複2690円の高配当。



46秋
 この年は2回実施され、1971年11月7日の駒形賞典はサラ系競走になります。タツタイズミ(菊池寿騎手/志村貞喜調教師)が優勝。



47
 1972年(昭和47年)5月7日の駒形賞典は、タマモチカラ(平澤芳三騎手/阿部三郎調教師)が優勝。


 1973年以降の優勝馬は地方競馬情報サイトでご覧ください。

 1973年(昭和48年)からは岩手競馬に重賞競走が設定され、「駒形賞」も重賞競走となります。ただしサラ系A2級(準オープン)の「条件級重賞」となりました。



54
 1979年(昭和54年)7月15日の駒形賞は、ハレテンリュウ(千葉次男騎手/菅原和治調教師)が優勝。岩手県産馬が重賞競走を勝った貴重な記録です。



58年
 1983年(昭和58年)、岩手競馬の全重賞競走に回次を付与しようという動きがあったようで、駒形賞も「第15回」とされています。



58
 その1983年(昭和58年)9月18日にフアーストタイム(葛西勝幸騎手/菅原初郎調教師)が勝った駒形賞は「第15回」となりましたが、1971年に2回実施されており、実際には「16回め」の駒形賞でした。同様の事象は岩鷲賞(年2回開催が2年あった)でも発生しています。



 駒形賞はその後1996年(平成8年)に特別に格下げ、2008年(平成20年)の第40回まで回数が付与されました。また2011年(平成23年)は東日本大震災の影響で水沢開催がしばらく行えませんでしたが、開催が再開された12月12日に「祈、震災復興、駒形賞」としてB1級一組の一般競走として歴史をつなぎます。2012年からは再び特別競走に戻り、2022年4月26日は55回目の駒形賞でした。



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  1. 2022/04/27(水) 14:35:57|
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栗駒賞はキラットダイヤが重賞5連勝に挑む

 4月24日、水沢競馬のメインレースは、AKT秋田テレビ杯、第34回栗駒賞(M3)です。1989年にアラブ系GIII(グループIII/今でいうC1級)特別としてスタート。2000年の第12回からサラ系重賞に転換、交流重賞としてセカンドゲス(新潟)、ハタノアドニス(大井)の優勝もありました。2007から2011年は一旦特別に格下げされていましたが、2012年からは再び重賞に復帰、2016年からはM3に格付けされています。近年ではなんといってもラブバレットの4連覇〔2016〕〔2017〕〔2018〕が記憶に新しいところです。


 さて、ラブバレットは同一重賞4連覇でしたが、今年出走するキラットダイヤは昨年6月の早池峰スーパースプリントから岩鷲賞、ヴィーナススプリント、絆カップと目下重賞4連勝中。今回の栗駒賞で重賞5連勝の偉業に挑みます。

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 キラットダイヤ(板垣調教師、実戦は鈴木騎手)はちょうど一年前のこの時期に転入。昨年までは栗駒賞が7月頃に行われており、4月26日の転入初戦は1400mのスプリント特別で3着のスタートでした。ここまでJRA2勝、岩手4勝ですが、勝ち星はすべて1200m以下。連勝継続には距離克服が大きな課題となります。


 ということで、近年に重賞5連勝(間に他のレースを挟まず)した馬がどのくらいいるのか調べてみました。手計算ですので、精度は保証できません。モレがあればご指摘ください。

2020から2021年:リュウノシンゲン/寒菊賞−金杯−スプリングカップ−ダイヤモンドカップ−東北優駿
2016から2017年:ベンテンコゾウ/南部駒賞−寒菊賞−奥州弥生賞−北斗盃−北海優駿
2016年:エンパイアペガサス/スプリングカップ−やまびこ賞−岩手ダービーダイヤモンドカップ−イーハトーブマイル−不来方賞
1999年:メイセイオペラ/フェブラリーステークス−シアンモア記念−帝王賞−みちのく大賞典−北上川大賞典
1994年:トウケイニセイ/東北サラブレッド大賞典−南部杯−北上川大賞典−フレンドリーカップ−桐花賞
1993年:トウケイニセイ/みちのく大賞典−東北サラブレッド大賞典−北上川大賞典−南部杯−桐花賞

と名馬の名前が並びます。トウケイニセイは43戦39勝とほとんど負けていませんが、春初戦になる赤松杯は当時特別でしたから、これも今のように「重賞」とカウントしておれば大変な数字になったことは間違いありません。

 岩手競馬では牝馬限定戦が極めて少なく、牝馬がこのような記録を樹立するのは大変難しいように思われます。「牝馬の重賞4連勝」でも現時点では過去の事例を探し出すことができません。それでも短距離路線が充実し、これに的を絞るローテーションでキラットダイヤは結果を出してきました。もしここを突破すれば、続く早池峰スーパースプリント、岩鷲賞でも有力候補となることは確実でさらに大記録となる可能性が出てきました。



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  1. 2022/04/23(土) 16:22:19|
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あやめ賞はマルルットゥの差し切り!

 4月17日に水沢競馬場で行われた、水沢信用金庫杯、第47回あやめ賞(M2)は4番人気のマルルットゥが、断然人気のボサノヴァを差し切って優勝しました。



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 向正面の桜並木は、数日の高温により一気に満開



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 2歳最優秀馬カクテルライトの逃げでレースは始まったが、意外にも3コーナーまでしか保たず。替わって先頭のセイシーキング(黄帽、阿部騎手)にアテナ(黄帽、高橋騎手)が並びかけ、その外へ1番人気のボサノヴァ(橙帽、山本聡哉騎手)が迫る。



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 ボサノヴァが先頭に立つが、アテナも渋太く食い下がる。そこへ外からマルルットゥ(黒帽、高松騎手)が襲いかかる



DSC_2902.jpeg
 ラップタイムは
12.3-11.3-12.8-12.1-12.6-12.9-14.2=1.28.2
前半3F 36.4-上り3F 39.7
 先行タイプが揃ったことで道中のラップが緩まず、カクテルライトら先行勢には厳しくなりました。一旦は先頭に立ったボサノヴァも意外に伸びきれず、向正面から動いて4コーナーで4番手まで上がったマルルットゥの末脚が上回りました。



DSC_2914.jpeg
 ゴールで高松騎手の左手がサッと上がってマルルットゥの優勝。ボサノヴァの斎藤調教師は騎手としてグッドギアー、スターギアで優勝しており、騎手、調教師双方での優勝となる寸前でしたが、2分の1馬身差で惜しい2着。3着はアテナ。



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  1. 2022/04/20(水) 14:30:42|
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赤松杯は転入初戦マイネルアストリアが優勝

 4月10日に水沢競馬場で行われた、胆江日日新聞社杯、第47回赤松杯(M3)は、転入初戦のマイネルアストリアが優勝しました。



DSC_2784.jpeg
 マツリダスティール(青帽、村上騎手、馬主服)が先行するも、3番手につけていたマイネルアストリア(桃帽、山本聡哉騎手)が4コーナーで並びかけて、そのまま先頭へ。一旦は後退したヴァケーション(黄帽、木村騎手)も外へ切り替えて再度追い上げる。



DSC_2789.jpeg
 ラップタイムは
12.7-12.0-12.5-13.1-12.2-12.4-12.7-14.5=1.42.1
前半3F 37.2−上り3F 39.6 

 最後の直線は時計を要しているが、後方から追い上げてきたのはヤマショウブラック(大外、橙帽、関本淳騎手)ただ一頭。



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 マツリダスティールが脱落し、最後は2頭の争いになるも…



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 マイネルアストリアが首差ヴァケーションを振り切る、追い上げたヤマショウブラックが3着。再転入も含めて4頭が転入馬で力比較の難しいメンバー構成でしたが、レースは前へ行った3頭にプラス、ヤマショウブラックの4頭による勝負になりました。


 勝ち時計1分42秒1(良馬場)は決して悪くありませんが、この週のA級戦は

4月11日、陽春特別(A級二組)ミツカネラクリス:1分42秒8、卯月特別(A級一組)スカイサーベル:1分42秒6
4月12日、金盞花特別(A級四組)カナタ:1分44秒3、若草特別(A級三組)トミケンキルカス:1分42秒4

 A級三組までがすべて1分42秒台で決着しており、なにか今後の古馬路線がもつれていきそうな予感がします。



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  1. 2022/04/13(水) 13:30:52|
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転入馬が入り乱れて難解の赤松杯

 4月10日、水沢競馬のメインレースは、胆江日日新聞杯、第47回赤松杯(せきしょうはい)(M3)です。古馬重賞路線の第一弾で、5月8日に同コースで行われる、シアンモア記念へのトライアル競走(3着までに優先出走権)となります。この路線で長く主役を務めたエンパイアペガサスが引退して軸となる馬が不在。ここを勝った馬が路線の中心となっていくレースとなりますが、再転入も含め、転入初戦となる馬が4頭もおり、力比較が難しくなっています。



DSC_2745.jpeg
 この春最大の話題は全日本2歳優駿を勝ったJpnI馬ヴァケーション(木村騎手)の転入。全日本2歳優駿優勝のあとは、旧名古屋へ遠征して秋の鞍を優勝しましたが、そのあとは約1年半勝ち星がありません。そして実戦は昨年8月以来となり、3月26日に能力検査を合格(1300m、1分24秒5、馬体重472キロ)してここへ臨みます。馬券を考えるにはこの馬をどう扱うかが最大のポイントになります。



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 マイネルアストリア(板垣調教師、実戦は山本聡哉騎手)はJRA3勝クラスからの移籍ですが、3勝目は昨年盛岡の東京カップけやき賞で、盛岡1800mを楽々と逃げ切っています。そのあとは先行しながらも後退して大敗というレースが3戦続き、岩手移籍となっています。先行策となる可能性が高いと見ますが、他馬との兼ね合いはどうなるでしょうか。



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 リュウノセンター(村上騎手、実戦は坂口騎手)は船橋デビュー馬、南関東で6連勝を含む12勝。今年に入ってからは高知に移籍してA級特別で3、3、4着。1600mを中心に走り、大敗の少ないタイプです。これまで走ってきた路線のレベルを考えれば、当然通用と考えるべきでしょう。



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 ヤマショウブラック(小林俊彦調教師、実戦は関本淳騎手)は2019年に不来方賞、桐花賞を勝って年度代表馬となった馬。2シーズン続けて冬場は南関東で走り、形の上では再転入になります。冬に動かしていたこともあってか、再転入後の気配は上々。他が転入初戦や、休み明けとのハンデがあるだけに、各地を走り慣れているアドバンテージがあるように感じます。



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 マツリダスティール(村上騎手)は11月の北上川大賞典以来となり、これも状態面が気になるところ。おそらく赤松杯が今季初戦となることは予定通りでしょうから、それに合わせて調整は進めてきたと思われます。北上川大賞典こそ大敗でしたが、今後はおそらく活躍の舞台は1600から2000mになるでしょう。盛岡になれば芝路線もあるだけに、今後も動向から目が離せません。



DSC_2728.jpeg
 ツクバクロオー(高橋騎手)は前開催、同コースの桃花特別に出走。ゴールデンヒーラーには千切られましたが、リリーモントルーから2分の1馬身差の3着。春1走分の上積みがあり、その時の上位2頭は不在。桐花賞が開催取り止めになって、エンパイアペガサスやヒガシウィルウィンとの力関係を測れなかったのは残念でしたが、今季はここから改めてタイトル獲りを狙います。



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  1. 2022/04/09(土) 16:51:28|
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