いよいよ不来方賞、ハカタドンタクが頂点に立つ!

 10月27日盛岡競馬のメインレースは、テレビ岩手杯、第45回不来方賞。岩鷲賞と並んで、岩手競馬では最古の歴史を誇る重賞です。6月3日の岩手ダービー・ダイヤモンドカップ…不来方賞…11月24日ダービーグランプリ(水沢)と続く、岩手競馬3歳三冠レースの二冠目。ダービーグランプリへのトライアル競走(1、2着優先出走権)となっています。


 一冠目のダイヤモンドカップ出走馬が半数の6頭おりますが、勝ち馬ヴイゼロワンは次走ウイナーカップで故障競走中止となってこの世を去り、また2歳デビュー時からトップクラスを走り重賞3勝のロックバンドパワーは脚部不安で再び戦線離脱。順調にレースを走る続けることの難しさを感じさせる今年の3歳路線となりましたが、代わって転入馬の活躍もあって興味深いメンバー構成となっています。


 主役となるのはデビュー時から芝、ダート問わず重賞路線を走り続けているハカタドンタク。
ハカタドンタク
 ハカタドンタク(小野寺厩務員、実戦は山本政聡騎手)は昨年6月に新馬戦一番乗りで勝ち上がり。それから2、3歳重賞路線をほぼ完走、ここ2走は古馬の芝重賞に挑んで連続2着とますますパワーアップしています。板垣調教師とも「強くなったね」は共通する話でしたが、順調にレースを使える体質の強さも好調の理由に挙げられます。同オーナー(小林祥晃氏)の他地区馬がダービーグランプリに向かってくる話もあり、ここはそのステップとして負けられない一戦になりました。ただ唯一「距離は2000mより短いのがベストだと思うけれどね」というのが心配点。ダイヤモンドカップも最後は力一杯というようなシーンがありましたから、もし取りこぼすとなればそういう点を突かれた時でしょう。


 軸にはハカタドンタクが信頼できると思いますが、「単不動」とまでは言い切れません。また、相手探しが難しくなっています。


テンショウ1
 9月21日のイーハトーブマイルを勝って重賞初制覇となったテンショウリバイヴ(川島調教師補佐、実戦は山本聡哉騎手)ですが、デビュー当初から見ての通りの気難しさ。馬場入りから一周の間、畠山調教師がロングステッキを持って追い立てても、何度も立ち止まります。


テンショウ2
 この画像へ至るまでに最低でも5分を要します。

 好馬体から素質の高さを期待されながらも、なかなか勝ち切れなかったテンショウリバイヴがここにきて2連勝。ロングステッキを持つ畠山調教師に「釣りですか?」とからかう筆者に、「何も釣れねぇ」とぼやいていましたが、ここにきて魚を釣り上げました。「エサはなにもつけていなかったんだけれどね」と笑う畠山調教師でしたが、「9月9日の勝ち方が先行有利の馬場を考えると、ちょっとない勝ち方だった」と変化を感じ取っていました。「1回良くても次にアテになる馬ではない」というタイプでしたが、新馬戦1勝のみだった馬が、ここにきて2、3勝目を連勝。ダイヤモンドカップ3着で距離には適性を感じさせただけに、さらに大きな魚を釣り上げる可能性が出てきました。


コウギョウデジタル
 ひまわり賞馬コウギョウデジタル(阿部騎手)はビューチフル・ドリーマーカップ8着後、さすがに反動があったようですが、間隔をとって乗り込んできましたし、最終追い切りはメンバー中一番の時計です。同コースで重馬場だったひまわり賞2分06秒0は破格の好タイムであり、たとえ牡馬のトップクラスでもそう簡単に走れないものです。


ブリリアントロビン
 影の薄くなった、2歳最優秀馬ブリリアントロビン(熊谷厩務員、実戦は小林騎手)ですが、立て直し休養後3戦目。依然として気難しさは残っていますが、あえて1800mのけやき賞をステップにしてここを目指してきました。純粋な素質、能力を考えればまだ見限れず、復活はいかに2000mを集中してくれるかになるでしょう。


コスモデスタン
 イーハトーブマイル2着のコスモデスタン(畠山調教師、実戦は高橋騎手)はその次走でB1、B2の混合戦を勝ってここへ。単走での攻め馬が全く動かないだけに、予想する側としては難儀な馬です。しかし反面このタイプは競り合いに強く、イーハトーブマイルでロックハンドパワーに先着したことは大きく評価すべきでしょう。JRA未勝利からの転入ながら、2着1回は1700m、3着2回は1800mと距離延長は合いそうです。


ヴェリイブライト
 筆者が魅力を感じるのは転入後初めてのダートとなるヴェリイブライト(外、千葉幸喜調教師、実戦は村上騎手)。画像は先週のもので、若駒賞を逃げ切ったライズライン(内)との併せ馬でしたが、2歳馬相手とはいえ余裕たっぷりの手応えで駆け抜けて好時計を叩き出していました。元々が大井デビュー新馬勝ち、ハイセイコー記念でソルテの2着、その後も東京ダービー(13着)まで南関東の重賞路線を走り続けたとなれば、格の違いでアッサリがあっても不思議ないように思います。



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  1. 2013/10/26(土) 14:44:30|
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