激戦必至のオパールカップ

 土曜日に開幕した、夏の盛岡開催2日目は早くも重賞競走が行われます。7月15日のメインレースはIAT杯、優駿協賛、第13回オパールカップ(アドマイヤオーラ賞)。JRA菊花賞トライアル代表馬選考競走にもなっています。地方全国交流競走で、南関東から2頭、東海から2頭の遠征馬を迎え、フルゲート12頭での争いになります。

 岩手所属馬の大半は芝コースの経験があり、遠征馬は2頭がJRA芝へ挑戦した経歴があります。ただ、これらを比較して能力の上下関係を判断するのはきわめて難しく、一年の中でも最も予想の難しいレースの一つです。加えて当日午後の天気予報がかなり悪く、少しでも良い馬場状態で走ってほしいと、これは祈るばかりです。



 岩手ダービー・ダイヤモンドカップを2着惜敗したロッソコルサが、いよいよ芝のレースに出走します。
ロッソコルサ
 ロッソコルサ(田嶋厩務員、実戦は小林騎手)はこの春開幕当初に「大物登場」として紹介した通り、JRA新馬勝ちの実績馬。JRAでは5戦中4戦までが芝レースであり、仮に岩手ダービー・ダイヤモンドカップを勝ったとしても、ジャパンダートダービーより芝路線を選択するのではといわれてきました。前走2着後はここ一本に目標を絞っての調整、岩手転入後は1、1、2着と好成績をあげてきましたが、芝となる今回からがむしろ本領発揮の局面かもしれません。直前はワタリドラゴンとハイラップの併せ馬を消化、「その翌日も元気があったし大丈夫だろう」と田嶋厩務員。仮にロッソコルサでなくてもダービー好時計で僅差2着の馬なら、盛岡芝初登場でも注目を集めるのは当然。ましてロッソコルサにはJRAでの芝勝利経験があるのですから、それ以上の期待感があります。遠征馬との対決に加え、ワタリドラゴンとも芝では初対決という楽しみがあります。



ワタリドラゴン
 本来であれば話題の中心になるべき存在はワタリドラゴン(千葉健次厩務員、実戦は村上騎手)。2歳時は認定、特別若鮎賞、重賞ジュニアグランプリと盛岡芝で3連勝。3歳となる今年は、はまなす賞で他馬より2キロ重い57キロを背負って4馬身差の完勝、古馬オープンに挑戦したかきつばた賞もマイネルアトレの3着に健闘しました。併せ馬ではロッソコルサに遅れても、全体のタイムは突出しており、攻め馬量の豊富さも水沢で1、2といえるものです。「デビューから攻め馬を休んだこともないし、脚元がどうこうということもない」と千葉健次厩務員。相手関係が変わろうが、この馬とすれば万全の態勢で本番に臨むことができそうです。昨年ジュニアグランプリでは遠征馬の連勝をストップさせており、オパールカップでも4連勝中の遠征馬を止めるのはこの馬かもしれません。筆者の希望はもちろんこの水沢2頭での首位争いです。



 遠征馬を検討すると、まず注目は川崎のコスモワイルド。北海道デビューの2歳時に2戦目の認定競走(5着ハテンコウ)を、川崎へ移籍した前々走の3歳特別を勝ってダート2勝ですが、JRA芝へ3回の挑戦歴があり、10、3、7着。ただ最初の10着、昨年7月の函館、ラベンダー賞は1番枠発走から、スタート直後2番の馬に急激に内へ寄られてコースアウトするほどの不利。加害馬が2位入線から11着降着となるレースでした。2回目はブリーダーズゴールドジュニアカップを3着したあとの遠征で、札幌のコスモス賞を3着(1800m、1分53秒8)好戦。のちに皐月賞馬となる勝ち馬ゴールドシップから0.2秒差というなら話は変わってきます。前走東京ダービーからのステップですが、芝実績を考えればオパールカップを目標としたのも頷けます。この一頭の参戦でレースのレベルも大きく上がります。


 大井のハテンコウも北海道デビュー馬で4戦目に認定勝ち。このときの2着馬はのちの東京ダービー馬プレティオラスでした。続いて連勝のウィナーズチャレンジは2着がのちに園田クイーンセレクション、この金曜日に笠松のクイーンカップを勝ったスズカウインダー。鞍上は月曜盛岡のジョッキーズチームマッチに出場する戸部尚実騎手です。南関東移籍後も重賞のクラウンカップ4着、東京湾カップ5着とダート限定ながらかなり高いレベルで走ってきています。これは芝への適性があるか否かは想像しかできません(父スズカマンボ、母父ヤマニンスキー)。


 笠松のアウヤンテプイは東海地区屈指の実力馬で11戦6勝、兼六園ジュニアカップ、ゴールドジュニア、駿蹄賞のダート重賞を3勝し、前走東海ダービーは4着も1番人気でした。現在佐藤雅彦厩舎へ移籍してきたグレンダウザーと何度も同じレースを走り、いずれも先着しています。芝の経験はデイリー杯2歳SGII(京都芝外1600m)でクラレントから1.7秒差、12頭立て10着の一度だけですが、柴田調教師の強気な言葉も伝わってきています。笠松からは一昨年のこのレースでマルヨチャイナがリュウノボーイの2着、2006年に当時芝の重賞だったウイナーカップを桜花賞馬オグリローマンの仔オグリホットがテンショウボスらを降して優勝しています。この2頭いずれも尾島徹騎手の騎乗でした。ここだけでなく、秋にダービーグランプリを狙いにくる可能性も十分にありそうな実力馬の登場です。




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  1. 2012/07/14(土) 21:21:34|
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