第1回絆カップの展望

 いよいよ10月10日、南部杯デーとなりました。「岩手競馬を支援する日」と銘打ち、全国の競馬場で支援イベントを実施していただくことになっています。もちろん今日だけに限らず、3月11日の震災直後から応援をいただいており、あらためて御礼を申し上げます。

 依然として大震災の余震は続いていますが、岩手競馬は盛岡で週3回ファンの声援を受けながら走り続けております。まだ開催が行われていない水沢競馬場も12月10日からの追加開催が決まりましたし、この土曜日10月8日からはJRA場外発売が再開されました。フロアのあちこちには立ち入り禁止区域があり、青いビニールシートなどがかかっている状況ですが、徐々ににぎわいが戻ってきています。マイルチャンピオンシップ南部杯の馬券も購入することができます。


 本来メインレースとなるべき、マイルチャンピオンシップ南部杯は東京競馬場での開催となり、盛岡競馬場のメインレースは代わりに新設された地方全国交流の重賞競走「第1回絆カップ」です。シーズン途中で急遽発表になり、どんなメンバーになるか想像もつきませんでしたが、全国から4頭の遠征があり計13頭。力比較の難しいメンバーになりました。距離の1400mが微妙なところであり、より難しくしています。


 中心となるのはハイレベル南関東は船橋のリュウノボーイでしょう。ご存知の通り水沢所属馬としてデビューした馬で、すでに評判馬となっていたロックハンドスターを降して新馬勝ち。その後はロックハンドスターに主役の座を譲りましたが、船橋へ移籍してからの成長目覚ましく、クラスが上がっても頭打ちなく好戦を続けています。特に展開的なものはあっても黒潮盃でロックハンドスターに先着(4着)するとは考えてもいませんでした。冬にはB1特別を連勝、今年はA3級馬の立場で重賞、準重賞へ出走しています。ここ3走も見せ場十分、そして盛岡ダートも同じ1400mを2歳のうちに1分26秒7で走っている(1着)とあれば不安材料は皆無。仮にゴールドマインやロックハンドスターがいたとしても好勝負確実と考えられます。

 北海道からのタイセイアドミラルも相当の実力馬、こちらは大井デビューで南関東での最終格付けはB3。3歳時は特別路線に乗り、羽田盃はシーズザゴールドの14着。6月に北海道へ移籍後は一貫して1200mを使われていますが、門別コースが1200の次は1700mまで設定がないということも関係があるでしょう。比較の難しい北海道所属馬ですが、同じような成績で過去岩手にやってきたのが昨年の岩鷲賞でゴールドマインとタイム差なしの2着だったベルモントオメガ。こちらは南関東でB2級まで上がっていましたが、門別1200mのタイムはほぼ互角。ならば、十分に通用と考えるべきでしょう。

 トウホクビジンも水沢所属馬としてデビュー。笠松へ移籍してからは全国各地の交流競走を走り回り、しかも時折大物を食って結果を出しているので、全国的に名の知れた存在となりました。さまざまなレースを走っているのでベストの条件が判然としませんが、地元で今年の夏に走った乗鞍短距離特別(A2も実質オープン)1着、サマーカップでエーシンクールディの2着を見ると、1400mの適性は十分です。8月のビューチフル・ドリーマーカップで吉井騎手は「夏は良くないタイプ」といいながら見せ場タップリの4着。岩手の牝馬にはガッテンモントレー(3着)以外に負けませんでした。

 船橋のもう一頭テイエムカゲムシャはJRA5勝で、実績的には最上位の存在。芝の1000~1200mで実績が集中。南関東移籍後は結果が出ていないだけに判断が難しいですが、条件緩和を味方に浮上があるかもしれません。もし、こういうタイプの馬が岩手に移籍してきたとすれば印を打つでしょうから、やはり無視はできないという結論になります。


 地元岩手勢の代表格は、同コースの岩鷲賞を勝ったマイネルプロートスでしょう。

 水沢からは8頭がエントリー、いつもの重賞メンバーとはすこし趣きが違いますが、1400という距離が魅力に映ったものと思われます。


ファーストメジャー
 ファーストメジャー(阿部騎手)

 転入初戦を快勝したファーストメジャー、この時の2着ワイルドキャットは岩鷲賞でマイネルプロートスの0.2秒差3着馬です。筆者はこの時のワイルドキャット◎にかなり自信があったので、正直驚きました。時計が1600m1分39秒6(良)、当日雨のあった青藍賞が1分39秒0(稍重)でしたから、かなり高い評価ができます。しかも当日馬体重はプラス17キロでした。ひと叩きしての上積みが見込めますし、元々JRAではすべて1400m以下で走ってきたのですから距離短縮も歓迎と、今回はプラス材料ばかりが揃います。


ディスパーロ
 ディスパーロ(青藍賞時)

 ディスパーロの青藍賞は思わぬ大敗でしたが、1600の距離が影響した可能性がありますし「全然走ってないね」と佐藤雅彦調教師。攻め馬の時計に騙されてはいけない馬だそうですが、今回は控えめの調整で仕上げてきました。岩鷲賞がマイネルプロートスの0.2秒差2着、クラスターカップは結果11着も4番手追走で岩手所属馬の中では唯一見せ場を作っています。今回は東北ジョッキーズカップに出場する名古屋の戸部騎手が騎乗、戸部騎手は名古屋所属時にディスパーロで7戦3勝の好相性です。


マイネルビスタ
 マイネルビスタ(青藍賞時)

 マイネルビスタは転入3戦目。青藍賞では最後方から動いて4着まで脚を伸ばしてきました。「あの脚質だから、距離はあった方が良いのでは」という関本浩司調教師で、JRA所属時は1600から1800mあたりで堅実に走ってきました。交流競走独特のペースで先行勢に厳しい流れになってくれば、面白いところがあるかもしれません。



ケイシュウNEWS オンラインショップ
「水沢深田のとってなんぼ」も読んでください


←ぜひクリックで一票をお願いします

                拍手も1クリックお願いします↓


  1. 2011/10/09(日) 21:57:37|
  2. 競馬ニュース|
  3. トラックバック:0|

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://saponet004.blog121.fc2.com/tb.php/580-45295206

Recent Entries

09月 « 2017年10月 » 11月
S M T W T F S
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

Recent Trackbacks

Archives

Links

Search