秋の大舞台を睨む、青藍賞の展望

 9月12日盛岡競馬のメインレースは、IBC杯、優駿協賛、第19回青藍賞(サムライハート賞)。11月3日に大井競馬場で行われる、第11回JBC競走(クラシック、スプリント)へ向けての指定競走となっています。

 例年であれば10月10日に行われるマイルチャンピオンシップ南部杯(JpnI)のトライアルにもなっていますが、今年の南部杯はJRA東京競馬場での開催となり、このサブタイトルはありません。ただ、東京競馬場で行われるとはいえ南部杯は南部杯。この青藍賞をステップにぜひとも岩手代表を送り出したいところです。



 出走馬でほかのどの馬よりも気になるのは、6月のみちのく大賞典を5着と敗れたロックハンドスターの復調度合い。
ロックハンドスター
 ロックハンドスター(菅原勲騎手)

 ロックハンドスターはみちのく大賞典を敗れたあとは、マーキュリーカップなど目標としていたレースを回避し秋に備えて調整。ただ、放牧や完全休養というものではなく調教は継続、8月後半からピッチを上げて態勢を整えてきました。先週は併せ馬でJRA3勝の転入馬リリーレインボー(11日出走)に遅れて黄信号が灯ったかに思えましたが、最終追い切りは単走で好タイムをマークしました。

 瀬戸幸一調教師は「夏の暑さもこたえていたし、もう少し時間が欲しかったというのが正直なところ。先週の併せ馬のあとの疲れもあったようだが、直前追い切りの動きで、これならなんとかと思える態勢になったし、先につながるレースをしてほしい」と。みちのく大賞典敗戦後のレースで、さすがに強気なコメントは聞かれませんが、ロックハンドスター陣営にとって「先につながる競馬」というのは、東京競馬場で行われる南部杯への出走。それを意識してコメントしなければならないのは難しいものがあります。阿部厩務員は「先週の追い切りの時点では息遣いが悪かったが、その後良くなってきた。あとは馬体を(馬体重ではなく)いかに大きく見せられるか」と、追い切り後の3日間最後の仕上げに苦心していることでしょう。あとはパドックに出てくるロックハンドスターを待つことにします。

 予想印も大変悩みました、一週前の時点では本命は厳しいかと思いましたが、直前の好追い切りを見て「信じるか、信じないか?」のレベルまでたどりついたと思います。だから「信じる」ことにしました。



ディスパーロ
 クラスターカップの回顧ができませんでしたが、岩手所属馬で一番の見せ場を作ったのはディスパーロ。最先着は6着のゴールドマインでしたが、ディスパーロはラブミーチャンの作ったハイペースを4番手で追走して直線へ、坂の登りでバッタリと脚は止まりましたが「ドキドキしたね」とは佐藤雅彦調教師。中間熱のこもった調教で、できるだけのことはやったという印象でしたから、決して実ることはなくとも△印くらい打てなかったかと、今も少し後悔が残ります。

 さて、ここは転入4戦目で初めてとなる1600m戦。過去4戦1勝という数字は残っていますが、イメージはスプリンタータイプ。ただ、今回の追い切りは終い重視で2ハロン鋭く脚を伸ばしてきました。時計を聞いた佐藤雅彦調教師は「やっちまったか(時計を出しすぎたか)」と。このブログであったか、あるいはどこかの解説で話したか忘れましたが、ディスパーロは「前地から攻め馬の時計は出るタイプだから『それに騙されないように』と聞いていた」そうで、水沢へ転入してから今までもさほど強い調教は課してきませんでした。それでも今回の追い切りはさすが歴戦のオープン馬という印象で「乗っている感覚よりも速い時計が出ている」とのこと。このコメントは多くの場合「好調」を示すものと考えて間違いありません。



ワイルドキャット
 ワイルドキャット(板垣調教師、実戦は高橋悠里騎手)

 ワイルドキャットは7月31日すずらん賞(7着)以来の出走。「いくぶん夏負けでレース間隔を取ったが、この時もすでにその兆候が出ていたのかも。あのペースでバッタリ止まるとは思えない」と板垣調教師。ちょっとこの馬らしからぬ負け方になりました。中5週で、「攻め馬はずっと続けてきた。ただ、どうも息遣いが本物ではないんだよね」とはいうものの、先週などは軽い馬場とはいえ、追い切りでこの馬らしい好時計を叩き出してきました。今季転入から3戦の内容は、もうすぐにでも重賞タイトルへ手が届きそうなものだっただけに、すずらん賞1走だけで安易に評価を下げるわけにもいきません。



 ほかも無印にするには惜しい面々ですが、一頭どうしても印を付けたかったのがリュウノキャンドル。留守杯日高賞を船橋所属で1番人気4着となりましたが、転入後は3戦2勝、負けた一戦は芝2400mのサファイヤ賞です。常識的に3歳牝馬の好走は考えづらいところですが、前走は岩手ダービー・ダイヤモンドカップ3着のヤマトスバルに完勝、3歳馬としては牡馬に混じってもトップクラスであることを証明しています。そして先のビューチフル・ドリーマーカップでは岩手所属馬で見せ場を作ったのは3着のガッテンモントレー、逃げた二冠馬アンダースポットと3歳馬2頭。相対的に3歳牝馬のレベルが高いように感じられます。まだ持ち時計的には少し劣勢でも53キロで出走できるメリットがあり、頭までは難しくとも、三連単の3番手ならひょっとしてと期待したくなりました。



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  1. 2011/09/11(日) 21:00:34|
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