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3歳一冠目、ダイヤモンドカップ

 5月1日、水沢競馬のメインレースは、JBC協会協賛、HITスタリオンシーズ、奥州市長杯、第42回ダイヤモンドカップ(M1)、(フォーウィールドライブ賞)です。3歳三冠の一冠目であり、本年度の岩手競馬1つめのM1競走となります。

 ダイヤモンドカップは、不来方賞に続く、サラ系旧4歳の重賞競走として1981年にスタート。1986年にはダービーグランプリの創設に伴い一旦特別に格下げとなりましたが、その間もスイフトセイダイ、モリユウプリンス、アンダーキング、メイセイオペラなどの名馬を輩出。トニージェントの勝つ2000年に重賞へ復帰します。2006年からはダービーウィークが創設されるのに伴い「岩手ダービー」の冠をつけて2018年まで施行されました。


 前哨戦スプリングカップを楽勝したクロールキックが戦線を離脱。また3着だったリュウノガルシアは金沢へ移籍しており、スプリングカップ2着のグットクレンジングが主役となります。


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 グットクレンジング(板垣調教師、実戦は山本政聡騎手)は門別で1勝、高知では2勝し、金の鞍賞2着がありました。大井での1戦を経ての、転入初戦スプリングカップは2着惜敗も今回は1、3着馬が不在。4着サンエイブレーヴには1.0秒の差をつけており、同コースの定量戦であるここは有利な立場と思えます。岩手競馬の3歳路線は近年門別デビュー馬が目につくようになりましたが、この馬は門別−高知−大井−水沢と、これまでにない経歴といえます。



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 今年は2歳デビュー当初からこの路線を走ってきた馬が少なく、サンエイブレーヴ(村上騎手)はその数少ない一頭。太夫黒特別を勝ちましたが、重賞では3、3、2、4着。戦法に幅が出てレースごとの成長は感じられるだけに、スプリングカップ4着でも挽回が可能な位置。同時にグットクレンジング以外には負けられない立場ともいえます。



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 ここにきての上昇戦力はコイビトサンタ(3月、牧野厩務員、実戦は山本聡哉騎手)。デビュー当初からの期待馬でしたが、新馬戦はスタートしてすぐにクルッとUターン、騎手を振り落として競走中止。その後セン馬となってようやく成績が安定。平場連勝の内容が素晴らしく重賞初挑戦となりました。なんとなく順当ムードになっていますが、これまでの序列を覆すなら…という存在でもあります。もしコイビトサンタが勝てば、岩手の三冠では史上初めてセン馬の優勝ということになります。



 出走を回避したクロールキックですが、千葉幸喜調教師によれば「骨折とかいうたぐいのものではないが、体調不良」ということで退厩して状態回復を待つということになりました。



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