開設記念、青藍賞
ここに平成5年(1993年)の岩手競馬、重賞・特別競走予定表があります。シーズン開幕当初に配布される、折りたたみ式の「あれ」の1ページです。

8月15日に「(重)第1回岩手県競馬組合設立30周年記念」という1000万円レースが新設されました。岩手県競馬組合の設立は昭和39年(1964年)で、30周年というには少し早いような気もしますが、1993年が30年目のシーズンという解釈もできます。この頃の岩手競馬は、地方全国交流のダービーグランプリが1着5000万円、アラブ王冠が2000万円という時代でしたが、この1000万円レースもすごい賞金額です。
このレースは、レース実施時には「青藍賞」と命名されて実施されます。
第1回の優勝はモリユウプリンス(小林俊彦騎手)でした。そこから28年が経過し、9月12日には第29回青藍賞が盛岡1600mで行われます。小林俊彦騎手も調教師となり、今年はスカイサーベルをこのレースに送り出します。
このタイミングで、過去に行われた記念レースを調べたくなり、古い資料をめくってみました。

岩手県競馬組合が結成された、昭和39年6月6日に「岩手県競馬組合結成記念」の特別競走が盛岡1400m(この頃の旧盛岡は1400mで競馬が行われていた)で行われ、ハクローヤル(工藤良騎手)が勝っています。平地B級という条件ですが、このころの成績表にはA級戦が行われた形跡がありません。また、サラアラという血種別でもありませんでした。ちなみにハクローヤルは、父ロイヤルウツド、母メリーランド(母父オーライト)のサラブレッドでした。

翌6月7日には同名の特別競走が、けいが速歩2400mで行われました。ビージクイン(村上初男騎手)がレコードタイムで優勝していますが、ハンデ0という利があったのかもしれません。ハロンタイム18.21は3番目です。

昭和44年11月23日には「岩手競馬組合結成五周年記念」の特別競走が、盛岡1730mで行われています。優勝はキタノオーカン(福田重征騎手)。1着賞金35万円はこの年の最高賞金レースでした。キタノオーカンは父トサミドリ、母バウアーヌソル(母母バウアーストツク)でした。掘り進むとキリがないので、先へ進みます。

翌11月24日には、同名の特別競走が、けいが速歩1800mで行われました。キングヤマサキ(菅原初男騎手)が優勝。

時は流れ、昭和58年5月1日、「岩手県競馬組合設立20周年記念競走」として第5回金蹄賞(アラブ系A級)が水沢2000mで行われ、ミヤシロパス(村上昌幸騎手)が優勝。
そのあとは前述の青藍賞が設立30周年記念として行われます。近年については却って記憶が定かでないので割愛しますが、設立50周年の2014年には第14回JBCが行われ、コパノリッキー、ドリームバレンチノ、サンビスタが優勝しています。
今年の青藍賞は第29回となります。このまま行けば、2023年か2024年が60周年となりますが、なにか新しい記念レースはできるのでしょうか。
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8月15日に「(重)第1回岩手県競馬組合設立30周年記念」という1000万円レースが新設されました。岩手県競馬組合の設立は昭和39年(1964年)で、30周年というには少し早いような気もしますが、1993年が30年目のシーズンという解釈もできます。この頃の岩手競馬は、地方全国交流のダービーグランプリが1着5000万円、アラブ王冠が2000万円という時代でしたが、この1000万円レースもすごい賞金額です。
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第1回の優勝はモリユウプリンス(小林俊彦騎手)でした。そこから28年が経過し、9月12日には第29回青藍賞が盛岡1600mで行われます。小林俊彦騎手も調教師となり、今年はスカイサーベルをこのレースに送り出します。
このタイミングで、過去に行われた記念レースを調べたくなり、古い資料をめくってみました。

岩手県競馬組合が結成された、昭和39年6月6日に「岩手県競馬組合結成記念」の特別競走が盛岡1400m(この頃の旧盛岡は1400mで競馬が行われていた)で行われ、ハクローヤル(工藤良騎手)が勝っています。平地B級という条件ですが、このころの成績表にはA級戦が行われた形跡がありません。また、サラアラという血種別でもありませんでした。ちなみにハクローヤルは、父ロイヤルウツド、母メリーランド(母父オーライト)のサラブレッドでした。

翌6月7日には同名の特別競走が、けいが速歩2400mで行われました。ビージクイン(村上初男騎手)がレコードタイムで優勝していますが、ハンデ0という利があったのかもしれません。ハロンタイム18.21は3番目です。

昭和44年11月23日には「岩手競馬組合結成五周年記念」の特別競走が、盛岡1730mで行われています。優勝はキタノオーカン(福田重征騎手)。1着賞金35万円はこの年の最高賞金レースでした。キタノオーカンは父トサミドリ、母バウアーヌソル(母母バウアーストツク)でした。掘り進むとキリがないので、先へ進みます。

翌11月24日には、同名の特別競走が、けいが速歩1800mで行われました。キングヤマサキ(菅原初男騎手)が優勝。

時は流れ、昭和58年5月1日、「岩手県競馬組合設立20周年記念競走」として第5回金蹄賞(アラブ系A級)が水沢2000mで行われ、ミヤシロパス(村上昌幸騎手)が優勝。
そのあとは前述の青藍賞が設立30周年記念として行われます。近年については却って記憶が定かでないので割愛しますが、設立50周年の2014年には第14回JBCが行われ、コパノリッキー、ドリームバレンチノ、サンビスタが優勝しています。
今年の青藍賞は第29回となります。このまま行けば、2023年か2024年が60周年となりますが、なにか新しい記念レースはできるのでしょうか。
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