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いよいよ不来方賞、リュウノシンゲン三冠なるか!

 岩手競馬は開催が変わり、9月5日から第6回盛岡競馬が始まります。今開催から3歳馬は古馬クラスに編入となり、それぞれA級からC2級へ加わってレースが行われます。同時にC2級の賞金が見直され、1着賞金が27万円から29万円に増額されています。


 さて、今開催のメインは9月5日に行われる、3歳秋のチャンピオンシップ、HITスタリオンシリーズ、JBC協会協賛、テレビ岩手杯、第53回不来方賞(M1)(ストロングリターン賞)です。3歳三冠路線の三冠目であり、10月3日に同コースで行われるダービーグランプリの地元馬トライアルになります。このレースも、今年は1着賞金が800万円になりました。最高時の1500万円からすればまだ半額少々ですが、800万円は2003年グランドピアノの時の水準に戻りました。



リュウノシンゲン
 もちろん中心となるのはリュウノシンゲン(坂口騎手)です。再々度の紹介になりますが、デビューからここまで12戦10勝。敗れた2戦のうち一度は芝の若鮎賞(3着)、もう一度は地方全国交流の南部駒賞(3着)で、この時勝ったのは後に東京湾カップを勝ち、東京ダービー6着となるギガキング(当時北海道所属)でした。ダートでは同世代の地元馬に先着を許していません。

 東北優駿後の遠征はなく牧場へ移動しての調整。7月下旬からは岩手も厳しい暑さになりましたから、結果良かったのではないでしょうか。ある程度乗り込んでの入厩で、ほどなく時計を出しはじめています。休み明けとはいえ、特に仕上がりの不安はありません。岩手競馬の三冠路線は数度の変遷を経ているので詳細は省きますが、ここでリュウノシンゲンが勝てば2007年セイントセーリング、2010年ロックハンドスター以来の三冠達成となります。勝ってダービーグランプリへ、そしてその先へと期待が広がります。



ゴールデンヒーラー
 牝馬ゴールデンヒーラー(山本聡哉騎手)が再度牡馬路線に挑戦します。ダイヤモンドカップ2着、東北優駿は4着も終始リュウノシンゲンを追走して食い下がりました。そのあとはやまびこ賞で57キロを背負って圧勝、牝馬限定のひまわり賞も10馬身差の楽勝。全成績は12戦7勝2着3回で、残り2回は芝1000mのフューチャーステップ(5着)と東北優駿(4着)。3歳牝馬としては近年ない高いレベルといえます。今回陣営のとる作戦はどんなものか、レース振りを見ればまだ別の引き出しがあるように感じます。



マツリダスティール
 マツリダスティール(村上騎手)もダート三冠路線に参入してきました。イーハトーブマイルが今季初勝利とはいえ、それまでレースレベルを考えれば評価を下げるものはありません。今後どのようなローテーションをとるのかも興味深いところですが、この馬が参戦することで「不来方賞」の格は一段高くなりました。芝ですでに2000m、2400mを走っているという強味もあります。



サンエイマジック
 サンエイマジック(塚本騎手、実戦は高橋騎手)はダイヤモンドカップ0.7秒差、東北優駿0.4秒差の3着。2勝馬ですが、距離が延びて本領を発揮。東北優駿ではゴール前グランフォロミーとともに追い込みレースを盛り上げました。2007年にセイントセーリングを送り出し、この7月に逝去された鈴木七郎調教師最後の大物という意味でも注目したいと思います。もし厩舎へ行ってコメントを求めれば、どんな話を聞かされたでしょう。あれこれと長話になったことは間違いありません。



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  1. 2021/09/04(土) 18:19:59|
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