ダービーグランプリ!エンパイアペガサスの真価を問う
11月20日水沢競馬のメインレースは、サンケイスポーツ杯、社台スタリオンステーション協賛、第29回ダービーグランプリ(M1)(クロフネ賞)です。毎年同じことを言っているような気もしますが、遠征馬は史上最強のメンバーが揃いました。北海道から2頭、浦和から1頭、大井(小林)から2頭、金沢から1頭。これを水沢4頭、盛岡1頭の地元岩手勢が迎え撃ちます。メジャーリーガーは馬体故障のため競走除外となりました。
いくら贔屓目に見ても、評価は南関東対北海道の図式。
東京ダービー馬バルダッサーレが登場とあらば人気を集めることは間違いなし。トロヴァオはハイセイコー記念を制し、クラシック羽田盃2着、東京ダービー4着。そして戸塚記念でバルダッサーレを下した逃げ馬ベルゼブブには絶好の1番枠があたりました。
北海道は北斗盃、北海優駿を制し2冠となったスティールキング、これを3冠目の王冠賞で逆転したジャストフォファン。この2頭は大井の黒潮盃に遠征しても入着を確保しています。
金沢のスマイリーキュートはMRO金賞で兵庫ダービー2着エイシンニシパの3着に入って頭角を現し、サラブレッド大賞典で6馬身差の圧勝。サラブレッド大賞典を勝ってのステップは、ロックハンドスターの2着になったナムラアンカーと同じコースです。
ここ3年のダービーグランプリ上位馬の所属を見ると
2015年:船橋−北海道−水沢−船橋−大井
2014年:川崎−大井−浦和−金沢−高知
2013年:船橋−北海道−兵庫−北海道−兵庫
ですから、筆者が強気になれることは99%なく、強力遠征馬を相手に水沢のエンパイアペガサスがどこまで通用するかという点に僅かながらの期待を持っての観戦となります。

エンパイアペガサス(村上騎手)は昨年の新馬戦に間に合わず、デビューからは下級戦を2戦2着。3戦目に初勝利を挙げ、そこから3連勝して2歳シーズンを終了。今季はスプリングカップから重賞5連勝で通算8連勝中です。岩手ダービー・ダイヤモンドカップを勝つあたりから、陣営はエンパイアペガサスの可能性を考えて来たようです。夏に大井の黒潮盃へ向けての調整中に不安が生じて、そこで挑戦できなかったことが悔やまれます。佐藤祐司調教師との会話でも、門別の王冠賞や、水沢の古馬相手の青藍賞などの名前があがりましたし、このあとの遠征計画についても考えたことがあります。(なかなか適距離のレースがないようでしたが・・・)。今回のメンバーに対してどのようなレースが見せられるか、地元の大一番でファンの応援を味方に力試しをすることになります。今後県外へ出て行こうという気になるような、好走を期待します。

ウインバーニング(山本聡哉騎手)はJRA未勝利ながら、大井での条件交流で2着のあった馬。転入初戦で古馬B2級戦を勝ち、不来方賞でエンパイアペガサスの2着となり、一定のポジションを確保しました。1800、2000mあたりに豊富な経験があるのは強調材料になります。

1月に金杯を勝ったサンエイホープ(菅原辰徳騎手)は岩手ダービー・ダイヤモンドカップ2着のあと休養に入っていましたが、休み明けの不来方賞を3着し、復調ムードに乗りました。今回は瀬戸調教師も「上積み十分」と。脚をためての直線勝負に徹しきって、どこまで差を詰めてくるかということになります。

デルマオカル(小林騎手、実戦は高松騎手)は元はJRAの新馬を勝った馬ですが、それが福島芝1200m。そのあとも1400m以下を走り続けてきました。岩手転入初戦がいきなり2000mの不来方賞では良いところがないのも致し方なし。ただ、そのあと1600mのB1級戦を圧勝したのは、ちょっと人気を下げすぎました。切れるタイプのように映るので、相手関係よりも距離克服がカギでしょう。
筆者はIBCラジオ「岩手競馬X(クロス)」で解説予定です。もしご都合の合う方はお聞きになってください。
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いくら贔屓目に見ても、評価は南関東対北海道の図式。
東京ダービー馬バルダッサーレが登場とあらば人気を集めることは間違いなし。トロヴァオはハイセイコー記念を制し、クラシック羽田盃2着、東京ダービー4着。そして戸塚記念でバルダッサーレを下した逃げ馬ベルゼブブには絶好の1番枠があたりました。
北海道は北斗盃、北海優駿を制し2冠となったスティールキング、これを3冠目の王冠賞で逆転したジャストフォファン。この2頭は大井の黒潮盃に遠征しても入着を確保しています。
金沢のスマイリーキュートはMRO金賞で兵庫ダービー2着エイシンニシパの3着に入って頭角を現し、サラブレッド大賞典で6馬身差の圧勝。サラブレッド大賞典を勝ってのステップは、ロックハンドスターの2着になったナムラアンカーと同じコースです。
ここ3年のダービーグランプリ上位馬の所属を見ると
2015年:船橋−北海道−水沢−船橋−大井
2014年:川崎−大井−浦和−金沢−高知
2013年:船橋−北海道−兵庫−北海道−兵庫
ですから、筆者が強気になれることは99%なく、強力遠征馬を相手に水沢のエンパイアペガサスがどこまで通用するかという点に僅かながらの期待を持っての観戦となります。

エンパイアペガサス(村上騎手)は昨年の新馬戦に間に合わず、デビューからは下級戦を2戦2着。3戦目に初勝利を挙げ、そこから3連勝して2歳シーズンを終了。今季はスプリングカップから重賞5連勝で通算8連勝中です。岩手ダービー・ダイヤモンドカップを勝つあたりから、陣営はエンパイアペガサスの可能性を考えて来たようです。夏に大井の黒潮盃へ向けての調整中に不安が生じて、そこで挑戦できなかったことが悔やまれます。佐藤祐司調教師との会話でも、門別の王冠賞や、水沢の古馬相手の青藍賞などの名前があがりましたし、このあとの遠征計画についても考えたことがあります。(なかなか適距離のレースがないようでしたが・・・)。今回のメンバーに対してどのようなレースが見せられるか、地元の大一番でファンの応援を味方に力試しをすることになります。今後県外へ出て行こうという気になるような、好走を期待します。

ウインバーニング(山本聡哉騎手)はJRA未勝利ながら、大井での条件交流で2着のあった馬。転入初戦で古馬B2級戦を勝ち、不来方賞でエンパイアペガサスの2着となり、一定のポジションを確保しました。1800、2000mあたりに豊富な経験があるのは強調材料になります。

1月に金杯を勝ったサンエイホープ(菅原辰徳騎手)は岩手ダービー・ダイヤモンドカップ2着のあと休養に入っていましたが、休み明けの不来方賞を3着し、復調ムードに乗りました。今回は瀬戸調教師も「上積み十分」と。脚をためての直線勝負に徹しきって、どこまで差を詰めてくるかということになります。

デルマオカル(小林騎手、実戦は高松騎手)は元はJRAの新馬を勝った馬ですが、それが福島芝1200m。そのあとも1400m以下を走り続けてきました。岩手転入初戦がいきなり2000mの不来方賞では良いところがないのも致し方なし。ただ、そのあと1600mのB1級戦を圧勝したのは、ちょっと人気を下げすぎました。切れるタイプのように映るので、相手関係よりも距離克服がカギでしょう。
筆者はIBCラジオ「岩手競馬X(クロス)」で解説予定です。もしご都合の合う方はお聞きになってください。

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