モズが笠松、オグリキャップ記念に挑戦!
2015年度の岩手競馬は春の水沢開催が終了し、5月2日からは左回りの盛岡に舞台を移しますが、その前に4月30日の笠松競馬第10レース、農林水産大臣賞典第24回オグリキャップ記念に水沢からモズが高橋悠里騎手騎乗で挑戦します。

元々モズは攻め馬の難しい馬ですが、昨年は左回りになったこの時期から盛岡戦を避けて北海道へ移籍。秋の水沢開催に戻ってくるというように、右回りのレースに的を絞ってレースを使われてきました。今年は赤松杯の展望時に報じた通り、右回りのレースを求めて他地区の交流レースへ矛先を向け、このオグリキャップ記念への挑戦を決めました。地方全国交流という条件は挑戦するに丁度良いところであり、小回り2周の2500mは1、2着している北上川大賞典(水沢2500m)とよく似たコース形態です。
また、JRA時代から時として大きく負ける傾向があり、昨年も北海道移籍初戦を快勝しながら、2戦目のステイヤーズカップでいきなり1番人気10着という大敗。「むしろ環境を変えていった方が集中して走るのではないか」(佐藤祐司調教師)という考えもあったようです。長距離輸送もありますが、前走赤松杯時は510キロ。昨年北海道所属時は480から90キロ台で競馬しており、「どのくらいがベストの馬体重なのか、分からないところもある」と熊谷厩務員もいうように、少々の馬体重減があってもあまり影響がなさそうに感じます。
「でも、このごろは1、2コーナーでもあまり悪い気を見せなくなった。赤松杯は自分の流れに持ち込んだけれど、やっぱりナムラタイタンは強かったと思うよ。でもそれがレコードから0.2秒なら、モズもよく走っている」と佐藤祐司調教師。昨年12月31日の桐花賞もモズ自身は6着に沈んでいますが、ナムラタイタンがコミュニティの差し切りを許したのは、逃げると渋太いモズをナムラが早めに捕まえにいったことが大きかったのではないかと見ています。モズの転入時から攻め馬、実戦とすべて手綱を握っている高橋悠里騎手も手の内に入れつつあるように思えます。
オグリキャップ記念は1988年に始まった(南部杯と同じ)全日本サラブレッドカップの流れを汲む交流競走。今は地方交流に格下げになったとはいえ、高い格式の感じられるレースです。古くさいと思われるようになった2500mも、「簡単には克服できない」ということに価値の高さを感じられ、全国で行われる交流レースの中でも最も好きなレースの一つです。筆者の記憶には当時の地方最強馬であった、マルブツセカイオー(1995年)の強さが今も忘れられません。水沢からはカネショウエリート(2009年、勝馬は当時笠松のクインオブクイン)以来の参戦ですが、先の記憶に残るようなレースを期待したいと思います。
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元々モズは攻め馬の難しい馬ですが、昨年は左回りになったこの時期から盛岡戦を避けて北海道へ移籍。秋の水沢開催に戻ってくるというように、右回りのレースに的を絞ってレースを使われてきました。今年は赤松杯の展望時に報じた通り、右回りのレースを求めて他地区の交流レースへ矛先を向け、このオグリキャップ記念への挑戦を決めました。地方全国交流という条件は挑戦するに丁度良いところであり、小回り2周の2500mは1、2着している北上川大賞典(水沢2500m)とよく似たコース形態です。
また、JRA時代から時として大きく負ける傾向があり、昨年も北海道移籍初戦を快勝しながら、2戦目のステイヤーズカップでいきなり1番人気10着という大敗。「むしろ環境を変えていった方が集中して走るのではないか」(佐藤祐司調教師)という考えもあったようです。長距離輸送もありますが、前走赤松杯時は510キロ。昨年北海道所属時は480から90キロ台で競馬しており、「どのくらいがベストの馬体重なのか、分からないところもある」と熊谷厩務員もいうように、少々の馬体重減があってもあまり影響がなさそうに感じます。
「でも、このごろは1、2コーナーでもあまり悪い気を見せなくなった。赤松杯は自分の流れに持ち込んだけれど、やっぱりナムラタイタンは強かったと思うよ。でもそれがレコードから0.2秒なら、モズもよく走っている」と佐藤祐司調教師。昨年12月31日の桐花賞もモズ自身は6着に沈んでいますが、ナムラタイタンがコミュニティの差し切りを許したのは、逃げると渋太いモズをナムラが早めに捕まえにいったことが大きかったのではないかと見ています。モズの転入時から攻め馬、実戦とすべて手綱を握っている高橋悠里騎手も手の内に入れつつあるように思えます。
オグリキャップ記念は1988年に始まった(南部杯と同じ)全日本サラブレッドカップの流れを汲む交流競走。今は地方交流に格下げになったとはいえ、高い格式の感じられるレースです。古くさいと思われるようになった2500mも、「簡単には克服できない」ということに価値の高さを感じられ、全国で行われる交流レースの中でも最も好きなレースの一つです。筆者の記憶には当時の地方最強馬であった、マルブツセカイオー(1995年)の強さが今も忘れられません。水沢からはカネショウエリート(2009年、勝馬は当時笠松のクインオブクイン)以来の参戦ですが、先の記憶に残るようなレースを期待したいと思います。

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