大きな壁を越えた!コミュニティが桐花賞制覇
12月31日に水沢競馬場で行われた、農林水産大臣賞典、第40回桐花賞(ハーツクライ賞)は、山本政聡騎手騎乗の4番人気コミュニティが断然人気のナムラタイタンを交わして優勝しました。


逃げるモズを3コーナーで捕らえたナムラタイタン(黄帽、坂口騎手)。これまで同様そこから一人旅になるかと思われましたが、モズが作った緩みのない流れはさすがにハイペース。
12.1-11.3-12.5-12.8-13.4-13.6-12.7-12.8-13.5-12.7=2.07.4
前半3F35.9-上り3F39.0、前半1000m62.1-後半1000m65.4
水の浮く高速馬場ですが、他のレースを比べると昨年よりは微妙に時計が掛かっており、昨年のスーブルソー2分06秒0よりも1秒4遅い時計。ナムラタイタンの脚色が微妙に鈍りはじめます。
ワットロンクン(橙帽、村上騎手)がすかさず追走。さらには向正面からロングスパートをかけたコミュニティ(橙帽、山本政聡騎手)がグングン差を詰めていき、直線半ばでついにナムラタイタンに並びかける。

そしてついにコミュニティがナムラタイタンを交わして先頭。その瞬間、2172人のファンが見守る水沢競馬場の歓声は驚嘆の声となってボルテージが上がり、スタンドの大屋根に響き渡るその音量は、15年水沢トラックマンを務める筆者も聞いたことのないほどに大きなものとなりました。レースの結果もさることながら、その大歓声に筆者も興奮未ださめやらぬという思いです。ものすごいレースになりました。

山本政聡騎手は「最近は終いに脚を伸ばしきるレースを心がけていたが、北上川大賞典がああいう結果(差し届かず)になったので、前半少し流してあまり離れないように追走した」。筆者の「向正面でまだかなり離れているように思ったが…」という質問には、「ナムラタイタンがモズを交わしていったが、少し脚が上がりはじめていたので…」と、むしろチャンスを感じていた様子。「昨年は短距離でも力の違いで前へ行って勝っていましたが、今は1600よりもこの位の距離の方が良いですね。やっと大きな壁(ナムラタイタン)を超えました」と喜びを表現した。絆カップあたりから差す形が定着してきましたが、捲り脚を見せた南部杯(7着)後に櫻田浩三調教師が「差し馬になってきたな」と山本政聡騎手と語っていたことが思い出されます。昨年度に「驚異の上がり馬」的な表現をしましたが、そのまま本年度もステップアップ。走るごとに進化を見せ続けて、まだその勢いが止まりません。

ゴールする数完歩前に大きなガッツポーズ

12月31日の水沢競馬は全10レース立てながら、場外発売の増加(金沢、笠松、名古屋、佐賀、SPAT4など)があって207,246,000円を売り上げ、11レース立てだった前年の183,452,200円を大きく上回りました。桐花賞1レースでも58,488,200円(前年34,052,600円)でした。そしてテレトラック釜石で観戦いただいたファンの存在も、今年は忘れられないこととなりました。

クライマックスステージは1月4日の岩手県競馬新聞連盟杯、第41回金杯。冬開催最終日の1月12日、東京スポーツ新聞社杯、第15回トウケイニセイ記念と続きます。2015年も岩手競馬をよろしくお願い申し上げます。
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逃げるモズを3コーナーで捕らえたナムラタイタン(黄帽、坂口騎手)。これまで同様そこから一人旅になるかと思われましたが、モズが作った緩みのない流れはさすがにハイペース。
12.1-11.3-12.5-12.8-13.4-13.6-12.7-12.8-13.5-12.7=2.07.4
前半3F35.9-上り3F39.0、前半1000m62.1-後半1000m65.4
水の浮く高速馬場ですが、他のレースを比べると昨年よりは微妙に時計が掛かっており、昨年のスーブルソー2分06秒0よりも1秒4遅い時計。ナムラタイタンの脚色が微妙に鈍りはじめます。
ワットロンクン(橙帽、村上騎手)がすかさず追走。さらには向正面からロングスパートをかけたコミュニティ(橙帽、山本政聡騎手)がグングン差を詰めていき、直線半ばでついにナムラタイタンに並びかける。

そしてついにコミュニティがナムラタイタンを交わして先頭。その瞬間、2172人のファンが見守る水沢競馬場の歓声は驚嘆の声となってボルテージが上がり、スタンドの大屋根に響き渡るその音量は、15年水沢トラックマンを務める筆者も聞いたことのないほどに大きなものとなりました。レースの結果もさることながら、その大歓声に筆者も興奮未ださめやらぬという思いです。ものすごいレースになりました。

山本政聡騎手は「最近は終いに脚を伸ばしきるレースを心がけていたが、北上川大賞典がああいう結果(差し届かず)になったので、前半少し流してあまり離れないように追走した」。筆者の「向正面でまだかなり離れているように思ったが…」という質問には、「ナムラタイタンがモズを交わしていったが、少し脚が上がりはじめていたので…」と、むしろチャンスを感じていた様子。「昨年は短距離でも力の違いで前へ行って勝っていましたが、今は1600よりもこの位の距離の方が良いですね。やっと大きな壁(ナムラタイタン)を超えました」と喜びを表現した。絆カップあたりから差す形が定着してきましたが、捲り脚を見せた南部杯(7着)後に櫻田浩三調教師が「差し馬になってきたな」と山本政聡騎手と語っていたことが思い出されます。昨年度に「驚異の上がり馬」的な表現をしましたが、そのまま本年度もステップアップ。走るごとに進化を見せ続けて、まだその勢いが止まりません。

ゴールする数完歩前に大きなガッツポーズ

12月31日の水沢競馬は全10レース立てながら、場外発売の増加(金沢、笠松、名古屋、佐賀、SPAT4など)があって207,246,000円を売り上げ、11レース立てだった前年の183,452,200円を大きく上回りました。桐花賞1レースでも58,488,200円(前年34,052,600円)でした。そしてテレトラック釜石で観戦いただいたファンの存在も、今年は忘れられないこととなりました。

クライマックスステージは1月4日の岩手県競馬新聞連盟杯、第41回金杯。冬開催最終日の1月12日、東京スポーツ新聞社杯、第15回トウケイニセイ記念と続きます。2015年も岩手競馬をよろしくお願い申し上げます。
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