3歳ニ冠目、伝統の不来方賞
10月28日盛岡競馬のメインレースは、テレビ岩手杯、社台スタリオンステーション協賛、第44回不来方賞(トワイニング賞)です。3歳三冠路線のニ冠目でありますが、岩手競馬の3歳頂点競走といえばこのレースの名を思い浮かべる方が多いでしょう。同時に11月25日に水沢競馬場で行われるダービーグランプリのトライアル競走になっています。

今度こそ重賞タイトルが欲しいのはロッソコルサ(田嶋厩務員、実戦は村上騎手)でしょう。6月の岩手ダービー・ダイヤモンドカップは直線一度は先頭に立ちながらアスペクトの差し返しを許し2着。その後もオパールカップ、青藍賞ともに2着に惜敗しています。ライバルのアスペクトが休養を挟んだ秋初戦を惨敗し、却って緊張感が増したような気がします。自身の調整は青藍賞から間隔を取り、先々週、先週、そして直前とキッチリ追い切りを消化し、時計も文句のないものが出ています。

アスペクトが10月15日戦を惨敗し、ちょっとロッソコルサの相手として頼りなくなってきているだけに、相手候補は手広くいきたいところです。ユウキタカラオー(佐藤厩務員、実戦は高橋騎手)はJRA未勝利から8月に転入して、古馬B2級で3連勝。先週を除き逃げ馬天国となっている盛岡の馬場で、9月22日に後方から唯一追い込んだことで評価が上がりました。前走の白神賞(B1)はまだ不来方賞出走への賞金順位が微妙だっただけに「少しでも賞金加算を」と格上挑戦。結果タケノトレジャーの2着で目論み通りには行きませんでしたが、幸い賞金上位馬の回避もあって出走権は確保しました。後方からジックリ動くタイプだけに、距離2000mは歓迎でしょう。

コスモブジー(菅原勲調教師、実戦は斎藤騎手)に至ってはまだC1級在籍ですが、登録順位12番目で出走枠に入りました。9月に転入して、5連闘でC2級を5連勝しましたが、盛岡に替わったここ3戦はいずれも2秒以上の大差勝ち。5連勝は1300m2勝、1400m3勝で、いきなり2000mに距離延長ですが、ひまわり賞のミキノウインクと同様、アッサリ突破してくれそうな気がします。攻め馬の迫力ある動きが、そういう気持ちにさせます。

ラブミーアゴー(寺地騎手)はビューチフル・ドリーマーカップ6着のあと、古馬A級に編入されて平場戦ですが1、3、2着は優秀。格付け上はアスペクト、ロッソコルサに続く3頭目のA級馬です。道中はほぼ決まって後方からですが、終い確実に脚を伸ばし、距離延長は苦にならなさそうに感じます。牝馬特有の気性的なものか、板垣調教師はずっと「アテにならない」という評価ですが、逆にその状態でこの成績を出しているとも解釈できます。兵庫から水沢へ短期所属の寺地誠一騎手の騎乗にも注目したいところです。
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今度こそ重賞タイトルが欲しいのはロッソコルサ(田嶋厩務員、実戦は村上騎手)でしょう。6月の岩手ダービー・ダイヤモンドカップは直線一度は先頭に立ちながらアスペクトの差し返しを許し2着。その後もオパールカップ、青藍賞ともに2着に惜敗しています。ライバルのアスペクトが休養を挟んだ秋初戦を惨敗し、却って緊張感が増したような気がします。自身の調整は青藍賞から間隔を取り、先々週、先週、そして直前とキッチリ追い切りを消化し、時計も文句のないものが出ています。

アスペクトが10月15日戦を惨敗し、ちょっとロッソコルサの相手として頼りなくなってきているだけに、相手候補は手広くいきたいところです。ユウキタカラオー(佐藤厩務員、実戦は高橋騎手)はJRA未勝利から8月に転入して、古馬B2級で3連勝。先週を除き逃げ馬天国となっている盛岡の馬場で、9月22日に後方から唯一追い込んだことで評価が上がりました。前走の白神賞(B1)はまだ不来方賞出走への賞金順位が微妙だっただけに「少しでも賞金加算を」と格上挑戦。結果タケノトレジャーの2着で目論み通りには行きませんでしたが、幸い賞金上位馬の回避もあって出走権は確保しました。後方からジックリ動くタイプだけに、距離2000mは歓迎でしょう。

コスモブジー(菅原勲調教師、実戦は斎藤騎手)に至ってはまだC1級在籍ですが、登録順位12番目で出走枠に入りました。9月に転入して、5連闘でC2級を5連勝しましたが、盛岡に替わったここ3戦はいずれも2秒以上の大差勝ち。5連勝は1300m2勝、1400m3勝で、いきなり2000mに距離延長ですが、ひまわり賞のミキノウインクと同様、アッサリ突破してくれそうな気がします。攻め馬の迫力ある動きが、そういう気持ちにさせます。

ラブミーアゴー(寺地騎手)はビューチフル・ドリーマーカップ6着のあと、古馬A級に編入されて平場戦ですが1、3、2着は優秀。格付け上はアスペクト、ロッソコルサに続く3頭目のA級馬です。道中はほぼ決まって後方からですが、終い確実に脚を伸ばし、距離延長は苦にならなさそうに感じます。牝馬特有の気性的なものか、板垣調教師はずっと「アテにならない」という評価ですが、逆にその状態でこの成績を出しているとも解釈できます。兵庫から水沢へ短期所属の寺地誠一騎手の騎乗にも注目したいところです。
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