OROカップは興味深いメンバーになって激戦模様!
9月30日、盛岡競馬のメインレースは岩手県知事杯、社台スタリオンステーション協賛、第14回OROカップ(ネオユニヴァース賞)。岩手競馬芝路線の頂点にあたる競走です。またJRAマイルチャンピオンシップのステップ競走代表馬選定競走にもなっています。
地方全国交流で遠征馬は南関東から4頭、当初は他地区から20頭を超える申し込みがありました。地元馬も除外馬が出るほどの出馬ラッシュとなり、フルゲートの12頭立てです。この条件の常連リュウノボーイが芝の重賞2勝目を目指しますが、他のメンバーはかなり顔ぶれが変わりました。岩手勢も今年になっての転入馬が大半を占め、これはこれで歓迎ですが、逆に3歳馬や生え抜きの馬が賞金的にはじかれてしまっています。
岩手勢では前哨戦の8月19日、桂樹杯がハイペースの大激戦となり、コパノマユチャン、マツリダガッツの差し、追い込み勢で決着しましたが、その時に先行争いに加わって4着に失速したダイワマックワンに改めて期待します。

ダイワマックワン(富澤厩務員)
ダイワマックワンは桂樹杯の次走、9月3日水沢のA級戦で逃げてトーホクキングやヒカルジョディーを完封。平場ながら大きい白星をあげました。その流れでいけば青藍賞でも有力候補となるところでしたが、登録すらせず回避し、ここに目標を絞りました。「早池峰賞や岩鷲賞でいいところにいながら伸びきれなかったが、あまり脚をためても良くないようだ。それなら前走のように飛ばしていった方が良い」と瀬戸調教師。桂樹杯でもマイネルアトレやロッソコルサに絡んで、最終的には競りつぶす形になりました。元々逃げにこだわるタイプではなさそうですが、積極的なレースになることは確かでしょう。

ヒカルジョディー(小林騎手)はこれが初めての盛岡芝コース。意外に映りますが、昨年の転入初戦は盛岡の芝レースが終了した11月21日。JRA(4勝、1600万級)実績のすべてが芝であり、その当初は「走ったことのないダートでどの位走るのか?」というように評価されていました。そのためダートで4、8、10着と数字を落とした後に勝ったトウケイニセイ記念は12頭立て10番人気。それからは岩手のトップクラスの評価を確かなものにしています。今季前半の盛岡芝路線は2400mですので、これは距離適性外で出走せず。1700mですらJRAでは経験がありませんが、久しぶりの芝でどのようなレースになるのか興味津々です。

3歳馬ワタリドラゴン(千葉健次厩務員、実戦は村上騎手)の挑戦も楽しみです。今季は開幕集のスプリングカップの後はずっと芝路線。古馬初対決のかきつばた賞でも3着に食い込み、力のほどを示しています。攻め馬は水沢でも一、二を争うくらいに動きますが、それ以上にその追い切りが続けられる状態の良さを強調したいところです。「今からでも10キロほど絞り込むくらいに乗るつもり」と千葉厩務員。直前はマイネルネオハートとの併せ馬で当日一番時計を叩き出しています。
ケイシュウNEWSオンライン版 重賞レースの紙面を無料提供
ケイシュウNEWS オンラインショップ
「水沢深田のとってなんぼ」も読んでください
←ぜひクリックで一票をお願いします
拍手も1クリックお願いします↓
地方全国交流で遠征馬は南関東から4頭、当初は他地区から20頭を超える申し込みがありました。地元馬も除外馬が出るほどの出馬ラッシュとなり、フルゲートの12頭立てです。この条件の常連リュウノボーイが芝の重賞2勝目を目指しますが、他のメンバーはかなり顔ぶれが変わりました。岩手勢も今年になっての転入馬が大半を占め、これはこれで歓迎ですが、逆に3歳馬や生え抜きの馬が賞金的にはじかれてしまっています。
岩手勢では前哨戦の8月19日、桂樹杯がハイペースの大激戦となり、コパノマユチャン、マツリダガッツの差し、追い込み勢で決着しましたが、その時に先行争いに加わって4着に失速したダイワマックワンに改めて期待します。

ダイワマックワン(富澤厩務員)
ダイワマックワンは桂樹杯の次走、9月3日水沢のA級戦で逃げてトーホクキングやヒカルジョディーを完封。平場ながら大きい白星をあげました。その流れでいけば青藍賞でも有力候補となるところでしたが、登録すらせず回避し、ここに目標を絞りました。「早池峰賞や岩鷲賞でいいところにいながら伸びきれなかったが、あまり脚をためても良くないようだ。それなら前走のように飛ばしていった方が良い」と瀬戸調教師。桂樹杯でもマイネルアトレやロッソコルサに絡んで、最終的には競りつぶす形になりました。元々逃げにこだわるタイプではなさそうですが、積極的なレースになることは確かでしょう。

ヒカルジョディー(小林騎手)はこれが初めての盛岡芝コース。意外に映りますが、昨年の転入初戦は盛岡の芝レースが終了した11月21日。JRA(4勝、1600万級)実績のすべてが芝であり、その当初は「走ったことのないダートでどの位走るのか?」というように評価されていました。そのためダートで4、8、10着と数字を落とした後に勝ったトウケイニセイ記念は12頭立て10番人気。それからは岩手のトップクラスの評価を確かなものにしています。今季前半の盛岡芝路線は2400mですので、これは距離適性外で出走せず。1700mですらJRAでは経験がありませんが、久しぶりの芝でどのようなレースになるのか興味津々です。

3歳馬ワタリドラゴン(千葉健次厩務員、実戦は村上騎手)の挑戦も楽しみです。今季は開幕集のスプリングカップの後はずっと芝路線。古馬初対決のかきつばた賞でも3着に食い込み、力のほどを示しています。攻め馬は水沢でも一、二を争うくらいに動きますが、それ以上にその追い切りが続けられる状態の良さを強調したいところです。「今からでも10キロほど絞り込むくらいに乗るつもり」と千葉厩務員。直前はマイネルネオハートとの併せ馬で当日一番時計を叩き出しています。
ケイシュウNEWSオンライン版 重賞レースの紙面を無料提供
ケイシュウNEWS オンラインショップ
「水沢深田のとってなんぼ」も読んでください

拍手も1クリックお願いします↓