向日町記念!
川崎記念観戦後は、そのまま西下して京都へ。向日町競輪、東日本大震災被災地支援競輪、開設61周年記念平安賞(GIII)を観戦してきました。筆者がかつて主戦場としていた場の一つです。

何年ぶりになるか記憶もないほどですが、入場門の上には「競輪史上初のキャラクター」ともいわれるムコリンが描かれており、場内ではムコリンの着ぐるみも歩いていました。この画像の右には「おいでやす」の看板も。阪急東向日やJR向日町からの無料バスが場内まで入っていくのには驚きました。ちなみに入場料は50円。

コース外側の金網には地元選手に限らず、応援の横断幕がところ狭しと並びます。RACER'S GATEというのは選手が入場してくるところ。以前「敢闘門」と呼ばれていたものです。

2コーナーのはるか向こうには京都の街並みが見えます。
スタンドなどほとんどの施設は昭和40年代から変わりないとのことで、売店なども含めどこかの競馬場とよく似た雰囲気。いやむしろ向日町の方が古臭さを感じます。しかしこの日は年に一度の記念開催(4日間)であり、賑やかな方です。
向日町名物として有名なのが「ホルモンうどん」。ホルモンをうどんの麺が見えないくらいに並べるというシンプルなものですが、なかなか腹にたまります。店によって値段が違うというのもいかにも関西的で、筆者が食べた店では600円(立ち喰いは500円)となっていました。立ち喰いしなければならないほど店は混んでいませんしたが、筆者が通い始めた頃は大変賑わっておりました。水沢競馬場の名物もホルモンですし、このホルモンうどん(あるいはそば)を水沢でやってくれれば喜んで食べるのですが…。

この開催(4日間)はS級S班(競輪界全選手の中で9人しか入れない、超オープン馬のようなもの)が4人、加えて地元京都の実力者が気合い十分で登場という豪華メンバーで、地元ファンにとっても年に一度の盛り上がる開催。後半レースになると歓声、怒声、罵声も飛び交う素晴らしい雰囲気の中でレースが行われました。実況放送はメインスタンドには流れないのですが、心配しなくても左右の観客の中から「◯○が逃げて、××が捲って△△がマーク」と実況が聞こえてきます。レース前から展開予想もしっかり教えてもらえますし、レースが終われば負けた選手に「お前は脚はあんねん、仕掛けどころが悪いのは集中力が足らんねん。帰って集中力の練習して来い!」と妙に具体的で次走に繋がるヤジも飛びます。それでも地元開催で力の入る京都の選手が大活躍。2日後の決勝でも村上博幸、村上義弘兄弟でワンツーとファンを喜ばせました。筆者も岩手競馬開催時を思わせる気迫で、堅めの配当をコツコツと取り、負けていられません。
正直なところ向日町競輪も経営状態は思わしくなく、これまたどこかの競馬場と同じ。厳しい話題を聞くことが増えたのですが、このニュースのように、ひとまず次年度の開催は行われるようです。競輪のホームページで4月の開催日程が上がっているのは確認しました。この開催は4日間で売上6,467,788,600円、目標額が65億と聞きましたから、なんとかギリギリ踏みとどまっていると言えそうです。
「向日町の灯は消したらあかん」、「いつまでここでやれるか分かりませんが…」と地元のエース村上義弘選手の言葉は勝利者インタビューでも悲壮感が漂います。決勝まで勝ち進まなければならない責任感もあり、CS放送で見ていても厳しい表情ばかりが映されていました。ようやく表情が緩んだのは決勝進出を決めたあたりからですが、昨年日本選手権(GI、いわゆる競輪ダービー)を勝った競輪界最高峰の選手に、こういう表情をさせてしまうのはなんとも辛いものがあります。大逆転でもなんでも構いませんから、向日町競輪の存続がなされればと心から祈っています。
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コース外側の金網には地元選手に限らず、応援の横断幕がところ狭しと並びます。RACER'S GATEというのは選手が入場してくるところ。以前「敢闘門」と呼ばれていたものです。

2コーナーのはるか向こうには京都の街並みが見えます。
スタンドなどほとんどの施設は昭和40年代から変わりないとのことで、売店なども含めどこかの競馬場とよく似た雰囲気。いやむしろ向日町の方が古臭さを感じます。しかしこの日は年に一度の記念開催(4日間)であり、賑やかな方です。
向日町名物として有名なのが「ホルモンうどん」。ホルモンをうどんの麺が見えないくらいに並べるというシンプルなものですが、なかなか腹にたまります。店によって値段が違うというのもいかにも関西的で、筆者が食べた店では600円(立ち喰いは500円)となっていました。立ち喰いしなければならないほど店は混んでいませんしたが、筆者が通い始めた頃は大変賑わっておりました。水沢競馬場の名物もホルモンですし、このホルモンうどん(あるいはそば)を水沢でやってくれれば喜んで食べるのですが…。

この開催(4日間)はS級S班(競輪界全選手の中で9人しか入れない、超オープン馬のようなもの)が4人、加えて地元京都の実力者が気合い十分で登場という豪華メンバーで、地元ファンにとっても年に一度の盛り上がる開催。後半レースになると歓声、怒声、罵声も飛び交う素晴らしい雰囲気の中でレースが行われました。実況放送はメインスタンドには流れないのですが、心配しなくても左右の観客の中から「◯○が逃げて、××が捲って△△がマーク」と実況が聞こえてきます。レース前から展開予想もしっかり教えてもらえますし、レースが終われば負けた選手に「お前は脚はあんねん、仕掛けどころが悪いのは集中力が足らんねん。帰って集中力の練習して来い!」と妙に具体的で次走に繋がるヤジも飛びます。それでも地元開催で力の入る京都の選手が大活躍。2日後の決勝でも村上博幸、村上義弘兄弟でワンツーとファンを喜ばせました。筆者も岩手競馬開催時を思わせる気迫で、堅めの配当をコツコツと取り、負けていられません。
正直なところ向日町競輪も経営状態は思わしくなく、これまたどこかの競馬場と同じ。厳しい話題を聞くことが増えたのですが、このニュースのように、ひとまず次年度の開催は行われるようです。競輪のホームページで4月の開催日程が上がっているのは確認しました。この開催は4日間で売上6,467,788,600円、目標額が65億と聞きましたから、なんとかギリギリ踏みとどまっていると言えそうです。
「向日町の灯は消したらあかん」、「いつまでここでやれるか分かりませんが…」と地元のエース村上義弘選手の言葉は勝利者インタビューでも悲壮感が漂います。決勝まで勝ち進まなければならない責任感もあり、CS放送で見ていても厳しい表情ばかりが映されていました。ようやく表情が緩んだのは決勝進出を決めたあたりからですが、昨年日本選手権(GI、いわゆる競輪ダービー)を勝った競輪界最高峰の選手に、こういう表情をさせてしまうのはなんとも辛いものがあります。大逆転でもなんでも構いませんから、向日町競輪の存続がなされればと心から祈っています。
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