FC2ブログ

「未来優駿2011」若駒賞の展望

 10月17日盛岡競馬のメインレースは「未来優駿2011」盛岡市長杯、社台スタリオンステーション協賛、第31回若駒賞(ファルブラヴ賞)です。今年デビューの2歳馬9頭で争います。


 今年の岩手競馬は震災の影響で開幕が5月14日にずれ込み、2歳戦はレース数が若干少ないようですが、その割に話題馬が多く出現しており、例年と比較してもレベルが低いとは思えません。若駒賞は同厩舎、同馬主、同一生産者の2頭エスプレッソとアスペクトが人気を集めそうです。

 エスプレッソは父ディクタット、母パラダイスフラワー(母父ティンバーカントリー)。パラダイスフラワーは16戦8勝、デビュー2戦目から4連勝し、芝のジュニアグランプリを大敗しましたが、旭川へ遠征したエーデルワイス賞GIIIで混戦からゴール前抜け出し、2歳レコードタイムで優勝。盛岡所属馬としては初めての、また小林俊彦騎手もグレードウイナーになりました。この他に南部駒賞と日高賞も勝って重賞3勝。川崎の全日本2歳優駿GIにも遠征しフリオーソの9着でした。もしエスプレッソが若駒賞を勝てば、母仔で岩手の重賞制覇という記録達成となります。

 アスペクトは父ティンバーカントリー、母アプローズフラワー(母父ロイヤルスキー)。アプローズフラワーは16戦10勝、この世代は今でこそ「メイセイオペラ世代」とされるかもしれませんが、旧3歳時はJRA遠征を除き地元で7戦7勝。脚光を浴びていたのはこの馬でした。こちらは南部駒賞、東北サラブレッド3歳チャンピオンを優勝(若駒賞も勝ちましたが当時は特別競走)。繁殖牝馬となってからも岩手競馬へ産駒を送り続け、若駒賞優勝、全日本2歳優駿GIをグレイスティアラの2着するアテストを出しました。アスペクトが若駒賞を勝てば母仔制覇、兄弟制覇とダブルの記録達成になります。

 いずれが勝つにしろ岩手なじみの血統での重賞制覇、今後の活躍も含めれば記録ずくめのものになるかもしれません。エスプレッソもアスペクトも盛岡のダートでは無敗、それも圧勝続き、走破タイムも優秀。ダート1600mが初めてという不安は(出走全馬に)ありますが、2頭で後続を離して直線勝負を演じる可能性も十分にあります。


 水沢からは6頭がエントリーのところ、トチノチャームが除外になって5頭が出走予定。金曜の追い切り日にはジュニアグランプリを勝ったワタリドラゴンとリアルサンボーイの併せ馬が行われました。

4角
 外リアルサンボーイ(菅原勲騎手)、内ワタリドラゴン(村上騎手)


あと200
 ゴール板で残り200m


ゴール
 目一杯の追い比べは最後まで優劣つけられず(水沢競馬場の調教は盛岡開催時には左回りで行われます。残り200mのハロン棒がゴール地点)。時計はもちろん当日の一番時計。


 ワタリドラゴンを評して「ダートは走らないからなぁ」という村上騎手ですが、「芝に比べて」という意味合いであってダート適性自体が全くないようには思えません。デビュー時から比べても確実に力をつけているように感じますし、「速い時計が出る」、「強い調教ができる」という2点において大きな可能性を持っていると思えます。7月16日のレースではアスペクトに2.5秒の大差をつけられていますが、どこまで差を詰めてこられるでしょうか。芝のレースとはいえ、1600m2戦2勝の経験はプラスになるでしょう。

 リアルサンボーイは新馬戦後あれこれと順調さを欠き2ヶ月間隔が開いてのジュニアグランプリでした。5着という数字にはがっかりでしたが「涼しくなって今度は順調にきていますよ。ただ、それでも芝の走りは…」と佐藤晴記調教師。ここが3戦目ということで未知な面が多すぎますが、HBAトレーニングセールの高額取引馬ということでデビュー前から注目を集めていた馬。ここでいきなり上位陣に迫るシーンがあっても不思議ありません。


マーライオンパーク
 マーライオンパーク(高松騎手、実戦は山本聡哉騎手)のジュニアグランプリは4コーナーで一気に差し切りそうな勢い。0.3秒差3着でしたが、戦うごとに上位との差を詰めてきました。落ち着いたペースだったので先行勢に二の脚を使われましたが、流れ次第ではひょっとしたらのシーンもありました。ビギナーズカップではアスペクトから2.8秒差ですが、充実度では負けていないでしょう。


アンダータイガー
 アンダータイガー(高橋厩務員、実戦は坂口騎手)は父リンカーン、母父ホワイトマズルの血統らしく芝の1600m戦で成果を上げてきました。今年の2歳戦は芝の1600m戦が増えており、その流れに乗ったといえるでしょう。デビュー当初のむだな動きが無くなり、実戦では確実に末を伸ばしてきます。ここはダートに戻ることがカギですが、今週の盛岡は中間降雨が多く、比較的馬場が軽いことが味方するかもしれません。


ワタリサンキスト
 ワタリサンキスト(板垣調教師、実戦は高松騎手)は前走で認定競走を勝ったばかりですが、認定競走のローテーションに恵まれなかったことも確か。芝ダートともに堅実に力を出してくる印象があり、自在に動ける脚質も魅力です。ダートでは絶対的なスピードの違いもあるでしょうが、もし乱ペースで大きく崩れる馬がいれば見せ場を作る可能性はあります。



ケイシュウNEWS オンラインショップ
「水沢深田のとってなんぼ」も読んでください


←ぜひクリックで一票をお願いします

                拍手も1クリックお願いします↓


  1. 2011/10/17(月) 10:22:12|
  2. 競馬ニュース|
  3. トラックバック:0|

Recent Entries

09月 « 2011年10月 » 11月
S M T W T F S
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

Recent Trackbacks

Archives

Links

Search