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金杯で2歳路線三冠に挑むベストマイヒーロー

 みなさま新年あけましておめでとうございます。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

 さて早速ですが、新年の岩手競馬は1月2日から水沢でスタート。開催初日のメインレースは明け3歳馬による重賞競走。岩手県競馬新聞連盟杯、第37回金杯です。このレースは2歳の若駒賞、南部駒賞の続く2歳三冠路線の三冠目。今年はベストマイヒーローが三冠達成の偉業を目指し出走します。
 ここ2年も三冠をかけたレースとなり、一昨年はワタリシンセイキが三冠達成。昨年はロックハンドスターがハナ差で2着に敗れ、三冠を逸しています。

27日
 ベストマイヒーローは南部駒賞快勝後、川崎の全日本2歳優駿(JpnI)出走も検討されましたが、結局は出走せず。ただ、状態面が理由ではなかったようで、その後も順調に攻め馬を消化。1月半ほど間隔が開いたことに瀬戸幸一調教師は「見た目や動きでは心配していないが、数字の上では少し重いようだ。それと調教のパートナーが見つからない」と。ちょうど攻めのピッチを上げる2週前あたりから雪が降り始めて馬場悪化、27日(画像上)はメイワイハ(内、#390)と併せ馬。


最終追い切り
 30日には菅原勲騎手が騎乗(外、#389)。馬場入りから他馬と併走で回り、最後800mは単走で終い重点の追い切り。これは鋭く脚を伸ばしましたし、特に気になるような点は見当たりませんでした。これまでの2歳路線での結果から考えても三冠達成は濃厚と見ます。馬券的には「相手探し」というレースになるでしょう。ここをステップに……から先はレースが終わって、ハッキリしてからまたお伝えしたいと思います。

 その相手探しはなかなか難解です。一連の数字からはグランプリボーイ、トーホクスピリットあたりが妥当な線ですが、「未知の魅力」という意味で浮上してくるのがヤマトスバルです。

ヤマトスバル
 ヤマトスバルはホッカイドウ競馬デビュー馬。2戦目の認定競争を勝ち、4戦目が水沢へ遠征しての南部駒賞(画像)6着で、そのまま村上佐重喜厩舎へ移籍しました。転入初戦はホッカイドウからの移籍馬が大半を占めるという、予想上は実に難解な組み合わせでしたが、アッサリ2番手から抜け出し快勝。前日の寒菊賞が「転入初戦馬は出走できない」という条件だったため平場廻りでしたが、却ってこの馬にとっては有利な条件となりました。(岩手競馬の交流競走を使ってそのまま転入した馬には、能力検査や発走調教検査は不要に思いますし、上記のような重賞、特別への出走制限も緩和した方が良いように思います)
 メンバーは一変しますが、南部駒賞6着ならベストマイヒーロー以外とはほとんど差がなく、数字上は十分2着争いに加われる計算です。今度は輸送もありませんし、なにより前走以降の入念な乗り込みが目につきます。



 一方、ダートでベストマイヒーローに次ぐ存在だったカミノヌヴォーは福島2歳Sを最後に大井競馬へ移籍。また牝馬トップのセリトスガッテンとガッテンモントレーは、先にお伝えした通り1月15日、JRA中山の黒竹賞挑戦へ向けて調整を進めています。

 もう一頭の注目馬、シーグランディは1月23日、JRA中山の若竹賞(3歳500万下、芝内1800m)を目指している模様。「芝ほどはビュッと伸びなかったね」とは寒菊賞の佐藤雅彦調教師の評価。あれで再度芝路線へ矛先を向けた模様で、「京成杯(GIII、1月16日中山、芝内2000m)を考えた」そうですが、現時点では獲得本賞金がまだ500万以下ということで若竹賞へ。「1月16日に芝1200m(3歳500万下)もあったが、(福島2歳Sと)続けて短い距離は使いたくなかった」とのこと。「この時期になると、どのレースでも『クラシック候補』みたいなのが一頭や二頭は出てくるからな」という佐藤雅彦調教師ですが、シーグランディに上位争いを期待するからこその言葉と受け取りました。



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