ダービーグランプリ回顧の続き
第23回ダービーグランプリはロックハンドスターが優勝しましたが、ここでは遠征馬を紹介します。


2着には金沢のナムラアンカー、元岩手の葛山晃平騎手が今年騎手免許を再取得し、この馬で10月にサラブレッド大賞典を勝ち重賞初制覇。しかも今季金沢で4位とまさに凱旋出走というおもむきでしたが、JRA未勝利馬の転入、地域間レベル、そして日頃輸送のない地区からの長距離輸送ということもあって、筆者は全く軽視しており、失礼なことをしてしまいました。葛山騎手はこの日4騎乗で2着2回、元所属の石川栄調教師が中間からあちこちに声をかけて騎乗馬を探しておりました。

しかし考えてみれば、ほんの数年前までサラ(旧)4歳の交流競走と言えば、この復活した水沢のダービーグランプリと金沢のサラブレッドチャレンジカップ。水沢と金沢の馬でワン・ツーは出来過ぎですが、両地区の意地を見せつける結果になったのは素直にうれしいです。

羽田盃馬シーズザゴールド(大井)は1番人気で3着。6月の東京ダービー以来ということが一部で懸念されましたが、特に不安を感じさせるようなものはありませんでした。ただ、レース前半で窮屈な位置に入ったのか、一周目のスタンド前では最後方。それを考えると驚異的な追い上げでよく3着を確保したと見るべきでしょう。御神本騎手が直前で騎乗停止になり、ここで騎乗できなくなったのは残念でした。同じ条件でもう一度、あるいは地元に戻って同メンバーで戦うならまた違うレースになったでしょう。もしロックハンドスターが再度南関東へ遠征するなら、強敵となることは間違いありません。

再々度里帰りのリュウノボーイ(船橋)が4着。これも「もっと前で戦いたかった、以前より成長はしていると思ったが」と村上忍騎手。不本意なレースかとは思いますが、2歳時と比べて盛岡芝での重賞や、この日のレースで大きく力を付けていることは明らか。なにより黒潮盃の4着は、岩手中を驚かせました。

船橋のウインクゴールドが5着、ロックハンドスターより前で競馬することが予想されていただけに、スタートの遅れは全く想定外で、見せ場を作るには至りませんでした。それでも黒い馬体に的場文男騎手の勝負服姿は、それだけで周りを震え上がらせるような存在感がありました。水沢のダービーグランプリとなれば欠かせない人だともいえるでしょう。
いつも南関東の遠征馬とともに取材に来てくださる、高橋華代子さんの「南関魂」でも観戦記が書かれています。筆者よりはるかに詳細です。

兵庫ダービー馬ハイパーフォルテ(8着)は三冠馬ロードバクシン以来となる兵庫からの大物遠征でしたが、兵庫西脇からの輸送となるとやはりハンデが大きいでしょう。兵庫のサラブレッドが今後ますますレベルを上げてくることは間違いありませんし、その中でも次々と活躍馬を出している平松厩舎、田中学騎手ともども再度の遠征を期待します。
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2着には金沢のナムラアンカー、元岩手の葛山晃平騎手が今年騎手免許を再取得し、この馬で10月にサラブレッド大賞典を勝ち重賞初制覇。しかも今季金沢で4位とまさに凱旋出走というおもむきでしたが、JRA未勝利馬の転入、地域間レベル、そして日頃輸送のない地区からの長距離輸送ということもあって、筆者は全く軽視しており、失礼なことをしてしまいました。葛山騎手はこの日4騎乗で2着2回、元所属の石川栄調教師が中間からあちこちに声をかけて騎乗馬を探しておりました。

しかし考えてみれば、ほんの数年前までサラ(旧)4歳の交流競走と言えば、この復活した水沢のダービーグランプリと金沢のサラブレッドチャレンジカップ。水沢と金沢の馬でワン・ツーは出来過ぎですが、両地区の意地を見せつける結果になったのは素直にうれしいです。

羽田盃馬シーズザゴールド(大井)は1番人気で3着。6月の東京ダービー以来ということが一部で懸念されましたが、特に不安を感じさせるようなものはありませんでした。ただ、レース前半で窮屈な位置に入ったのか、一周目のスタンド前では最後方。それを考えると驚異的な追い上げでよく3着を確保したと見るべきでしょう。御神本騎手が直前で騎乗停止になり、ここで騎乗できなくなったのは残念でした。同じ条件でもう一度、あるいは地元に戻って同メンバーで戦うならまた違うレースになったでしょう。もしロックハンドスターが再度南関東へ遠征するなら、強敵となることは間違いありません。

再々度里帰りのリュウノボーイ(船橋)が4着。これも「もっと前で戦いたかった、以前より成長はしていると思ったが」と村上忍騎手。不本意なレースかとは思いますが、2歳時と比べて盛岡芝での重賞や、この日のレースで大きく力を付けていることは明らか。なにより黒潮盃の4着は、岩手中を驚かせました。

船橋のウインクゴールドが5着、ロックハンドスターより前で競馬することが予想されていただけに、スタートの遅れは全く想定外で、見せ場を作るには至りませんでした。それでも黒い馬体に的場文男騎手の勝負服姿は、それだけで周りを震え上がらせるような存在感がありました。水沢のダービーグランプリとなれば欠かせない人だともいえるでしょう。
いつも南関東の遠征馬とともに取材に来てくださる、高橋華代子さんの「南関魂」でも観戦記が書かれています。筆者よりはるかに詳細です。

兵庫ダービー馬ハイパーフォルテ(8着)は三冠馬ロードバクシン以来となる兵庫からの大物遠征でしたが、兵庫西脇からの輸送となるとやはりハンデが大きいでしょう。兵庫のサラブレッドが今後ますますレベルを上げてくることは間違いありませんし、その中でも次々と活躍馬を出している平松厩舎、田中学騎手ともども再度の遠征を期待します。
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