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大舞台で素質開花!サクラエルセダン

 いよいよ日曜日からダービーウイークがスタートします。5月31日の岩手ダービー・第30回ダイヤモンドカップは九州ダービー・栄城賞に続く第2戦。今日からはその有力馬を取り上げます。

 初日はトライアルの七時雨賞で3着に追い込んだサクラエルセダン

サクラエルセダン
 サクラエルセダン(村松騎手)

 2歳時は11戦して(1-0-1-9)と一見平凡な成績だったサクラエルセダンでしたが、認定競走が終わる頃から筆者の気になる存在になりつつありました。道中は後方で、鞍上が押しても押しても前へ進まない。「こりゃだめだ」と思っていると、最後の直線はちょっとだけ良い脚を見せる。その頃にはすっかり先団で勝負は決しており、サクラエルセダンは入着止まり…。2歳時を評して伊藤厩務員は「レースを終わってもちっとも疲れていない」といっていました。その分レースは新馬戦からここまで、なんと一開催も休むことなく17戦を消化しています。(今回登録馬ではダークライ、ナンブシャイニングもキャリア17戦)

 3歳春となって動きが一変します。道中の位置取りが全く変わり、器用に動けるようになって成績が安定、4月3日には後続を6馬身ぶっちぎって待望の2勝目。その後7、2着のあと迎えた七時雨賞では、父アサティス、母父リアルシャダイの長距離血統に目覚めたか直線前を猛追。モエレフットライトの2着に粘るダークライにアタマ差まで迫ります。筆者が「ムラマ…」と声を出そうとしたその瞬間、記者席の別のところから「村松!」と声がかかっておりました。レース後の菅原右吉調教師、伊藤厩務員の惜しがる表情は、その3着が「善戦」ではないことを示すものでした。

 「印はつけなくていいよ」。「じゃ、今回は要らないんですね…」。厩舎ではいつものやりとりに終始しましたが、岩手ダービー・ダイヤモンドカップは全馬に初めてとなる2000m。七時雨賞の経験や、その血統からサクラエルセダンにはさらに期待が高まります。まだ100%の力を見せていないような印象を受けるだけに、大舞台で素質開花があっても不思議ありません。


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  1. 2010/05/26(水) 23:59:59|
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