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なぜ500万馬券は生まれたのか?

 12月13日の水沢競馬、第7レースで三連単537万8990円という岩手競馬の払戻金レコードがでました。あとの祭りといわれればそれまでですが、このレースについて少々分析をしてみたいと思います。


 12月13日水沢7R出馬表

 12月13日水沢7R成績表


 このレース出走10頭のうち、
前開催11月30日6Rに6頭
前々開催11月15日6Rにも6頭
前々々開催11月3日6Rにも6頭
が出走しており、毎度のように僅差で接戦を演じておりました。


 その中で一番の安定感を示していたのがシュガーピュアで5、2、2着。
次いでヤマボウシピンクが8、3、3着。
これに2着、特別10着、前回欠のエアザゲーム、
別路線で前走1着オメガユーロスターが絡んで人気を分け合っておりました。


 今回1着となったコスモレイロウは3、6、7着、
2着となったグラスホープは欠場、4、5着と来ていましたが、その間シュガーピュアとのタイム差は最高で0.4秒。流れ一つで軽く逆転がある圏内にとどまっていたのです。


 ただそれも2走続いてしまうと、逆転の可能性があると思っても、ひねった印はつけづらいもの。シュガーピュアが◎で、コスモレイロウが無印というのは自然な流れ。コスモレイロウにも可能性はあると思いましたが、印を入れるにはここ2走先着を許していた相手を逆転できるという根拠がなければ、説得力を欠くものになります。
 脚質や枠順、展開予想から近走着順を逆転するような印を打つことは頻繁にありますが、シュガーピュアやコスモレイロウ、グラスホープはいずれも中団から直線抜け出しを図るタイプ。コスモレイロウだけが突然展開利を得られるとも考えづらかったのです。むしろ、先行すれば渋太く、ひまわり賞2着のダンストンメイビスに展開利が考えられ、これを▲に上げて高配当を狙いました。


 この結果レース直前の単勝人気は下記のようになりました(一部誤差あり)。

◎シュガーピュア・・・・・3.4
…オメガユーロスター・・・3.4
△エアザゲーム・・・・・・4.4
○ヤマボウシピンク・・・・6.7
▲ダンストンメイビス・・・7.3
…グラスホープ・・・・・・8.4
…スピードリュウオー・・13.2
…コスモレイロウ・・・・35.6
…ホウイツ・・・・・・133.4
…ロイヤルプレミアム・152.4


 前走のタイム差が0.4秒で倍率がこのくらい違えば、確率論でいうところの「期待値」でコスモレイロウやグラスホープを買いたくなっても全く驚けません。馬複8900円は145票、馬単19930円は63票と獲った方は少なくないようで、これはお見事。予想者としては完敗と認めざるを得ません。高配当の元となったのは「人気の盲点」となった1、2着馬の頑張りにつきます。


 ではさらに三連単で、この2頭からホウイツへどう手を伸ばせたのか?
 これは筆者には不可能です。今季最高が4着で(0ー0ー0ー16)、ここ5走で2頭に先着したのみという状況ではどうしても狙えません。上位2頭を軸にして総流しをかけるほかに方法が見当たりません。


 ホウイツが3着に食い込んだ理由を見つけるのはなかなか難しいのですが、このレースはオメガユーロスターの小林騎手が絶妙のペースで逃げて、前半38.0ー51.3のスローペース。ここから関本淳騎手のコスモレイロウと沢田騎手のシュガーピュアが捲りをかけてペースが一変。残り800mから12.7-12.5-12.8と忙しくなって、最後の最後で14秒0と全馬脚が上がったのです。そこで追い込んできたのがホウイツ、まさに馬群を割って3着に届きました。全体のレースタイムは1分43秒3と、この開催中のB2級1600m戦では一番格下の九組戦と並んで、もっとも遅いタイムでの決着。近況不振のホウイツにも割り込みの可能性が出たのです。そしてなにより阿部騎手が最後の最後まで、
諦めていなかった
のが最大の要因でしょう。


 この時期は馬場の変化も激しく、レースタイムも大きく変化して波乱の要因となります。だからこその500万馬券でしょう。よく似た事例は先週にもあり、12月21日8R、同様に決め手に欠けるメンバー構成によるC1戦で、転入後11戦してほとんどがしんがりかブービーだったコンサートヒーロが3コーナーでスルスルと上昇して一旦2番手。惜しくもゴールでは4着でしたが、もしそのまま2着に流れ込んでいれば、三連単191万0020円、3着でも35万8130円となるところでした。コンサートヒーロは転入後ほとんどが1600m戦であり、1400mは今回が2度目。強引でもこういう点に着目できる方が、超高配当をモノにできるのでしょう。


 さて、いよいよ年末開催の出走予定メンバーが発表になり、
前回500万馬券が出た、B2級五組戦は12月28日10Rに予定されています。特別から戻ってきた馬や、下組から上がってきた馬などが加わっていますが、やはり決め手を欠く悩ましいメンバー構成です。今回各予想者の印がどのようになるのか、人気分布がどう変わるのか注目していただきたいと思います。今開催は同様にもつれるレースが増えると(それも、もっとも面白そうなのが桐花賞!)予想されますが、こちらはやはり「的中第一」で予想をしますので、人気の盲点を見つけていただいて高配当で年を越していただけるよう、心からお祈り申し上げます。



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  1. 2009/12/22(火) 16:29:19|
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