月曜競馬展望
１１月９日の水沢競馬は、金沢、佐賀、荒尾やＢＡＯＯで全レース、他でも後半レースの発売が行われます。ここでは１０、１１レースの展望を行います。
水沢１０Ｒ、胆沢（いさわ）郷土資料館レース（Ａ級一組）１８００ｍ
今開催の古馬メインは昨日の栗駒賞ですが、重賞・特別の常連でも短距離戦を無理に狙う必要のない馬たちはこちらへ回っており、一般戦としてはかなりメンバーが揃っています。
軸となるのはエイシンイッパツです。ＪＲＡ３勝、東海１勝、南関東を経て９月に転入してきました。逃げ、先行で実績を上げてきましたが、４勝は１７００、１８００ｍの中距離戦。前走は２５００ｍの北上川大賞典を逃げて４着。あわやマヨノエンゼルを差し返そうかという頑張りを見せました。コース替わりですが、小回り１８００ｍが特にマイナスとなることもないでしょう。順調に行けば、今後岩手オープンの常連となる力を持つと見ます。
青葉賞やセントライト記念にも出走したダークマターはツメの不安からすっかり立ち直り、詰めの甘さも解消して夏以降一気に３勝をあげました。広い盛岡コースの方が末脚を生かせるようですが、９月１４日の水沢戦では、昨日栗駒賞を勝ったゴールドマインとクビの上げ下げの激戦で２着。攻め馬などは気難しさも目につきますが、それでも走り出せば動きはシャープ。展開的な不安はあっても、目下の充実度を評価したいと思います。
まだ計算できないのが転入２戦目のトウショウアタックです。ＪＲＡ新馬勝ちを含む３勝ですから、実績比較では上記２頭にひけを取りません。１０月２６日の転入初戦は押し出される形で３コーナー先頭、後続の目標になって３着に失速しましたが、この時は幾分重そうという盛岡記者の評価でしたから、今回は上積み十分と期待することができます。一気に首位まであって不思議ありません。
このところピリッとしないソフトパワーですが、転入初戦快勝のコースで巻き返しの可能性があります。カギはスタートで、互角に出て逃げあるいは好位置キープの形が作れるかどうか。ソーユアフロストも見せ場が少なくなりましたが、一連の走ってきた路線から考えれば、今回はかなり条件緩和です。
むしろ大駆けに期待するなら芝の王者ボスアミーゴはどうでしょうか。前走きんもくせい賞は、やはり１０００ｍに苦しんだという負け方。上がり３Ｆ３４秒６で負ければ仕方がないでしょう。その後の攻め馬も快調ですし、条件度外視で狙ってみたくなります。今季は５月に同条件で５着、以前ほどの悪い内容ではありませんでした。
水沢１１Ｒ、奥州市伝統産業会館レース（Ｃ１級三組）、１６００ｍ
Ｃ１級は、この夏秋にＪＲＡ入着級の転入馬たちが荒らし回っており、レースタイムも上がってハイレベルになっています。低配当レースも目立ちますが、その一方で究極の時計勝負になってしまい人気馬が力尽きるケースもあり、印の付け方にはいつも悩まされています。
ここにはＪＲＡ転入２戦目のナリタテイオーがいます。ＪＲＡでは３着１回、５着が３回もあります。アッサリ勝つと思われた転入初戦が直線失速でしたが、初コースなどの条件に苦しんだのか？見ている側からは正直納得がいかないので、再度狙うことにしました。
充実度ならアーノルドクィーンです。秋の古馬編入後は崩れなくＣ２級を突破、前走２着で１６００ｍ戦にもめどを立てました。デビュー時５１０ｋあった大型牝馬が、前走は４８５ｋ。ようやく本格化してきたという言葉がピッタリです。
レッドルンバはこの春再転入後こそ未勝利ですが、夏を休養に充てたあとの初戦が２着好走。予想の上では全く軽視しており失敗しました。もともと先行して大崩れのないタイプ。加えて今回は絶好枠があたり、久々勝利のチャンス十分です。
スピードだけならディーズキューティの方が速いかもしれません。北海道デビューで認定競走を勝ち、イノセントカップに出走。南関東へ移ってローレル賞、ハイセイコー記念にも出走しました。岩手転入初戦はコスモゲータイトとハイペースで先行争いを演じて失速しましたが、２走目は折り合ってその２頭でワンツーを決めました。今度は１６００ｍに距離延長となる点がカギですが、この馬の出方次第で展開が大きく変わります。その際注意したいのがスペースシップ、こちらは南関東デビューで平和賞４着（勝ち馬グッドストーン）。岩手転入後は２勝２着４回、差し馬の展開なら浮上が考えられます。
ケイシュウＮＥＷＳ オンラインショップ
「水沢深田のとってなんぼ」も読んでください
ぜひクリックで一票をお願いします
水沢１０Ｒ、胆沢（いさわ）郷土資料館レース（Ａ級一組）１８００ｍ
今開催の古馬メインは昨日の栗駒賞ですが、重賞・特別の常連でも短距離戦を無理に狙う必要のない馬たちはこちらへ回っており、一般戦としてはかなりメンバーが揃っています。
軸となるのはエイシンイッパツです。ＪＲＡ３勝、東海１勝、南関東を経て９月に転入してきました。逃げ、先行で実績を上げてきましたが、４勝は１７００、１８００ｍの中距離戦。前走は２５００ｍの北上川大賞典を逃げて４着。あわやマヨノエンゼルを差し返そうかという頑張りを見せました。コース替わりですが、小回り１８００ｍが特にマイナスとなることもないでしょう。順調に行けば、今後岩手オープンの常連となる力を持つと見ます。
青葉賞やセントライト記念にも出走したダークマターはツメの不安からすっかり立ち直り、詰めの甘さも解消して夏以降一気に３勝をあげました。広い盛岡コースの方が末脚を生かせるようですが、９月１４日の水沢戦では、昨日栗駒賞を勝ったゴールドマインとクビの上げ下げの激戦で２着。攻め馬などは気難しさも目につきますが、それでも走り出せば動きはシャープ。展開的な不安はあっても、目下の充実度を評価したいと思います。
まだ計算できないのが転入２戦目のトウショウアタックです。ＪＲＡ新馬勝ちを含む３勝ですから、実績比較では上記２頭にひけを取りません。１０月２６日の転入初戦は押し出される形で３コーナー先頭、後続の目標になって３着に失速しましたが、この時は幾分重そうという盛岡記者の評価でしたから、今回は上積み十分と期待することができます。一気に首位まであって不思議ありません。
このところピリッとしないソフトパワーですが、転入初戦快勝のコースで巻き返しの可能性があります。カギはスタートで、互角に出て逃げあるいは好位置キープの形が作れるかどうか。ソーユアフロストも見せ場が少なくなりましたが、一連の走ってきた路線から考えれば、今回はかなり条件緩和です。
むしろ大駆けに期待するなら芝の王者ボスアミーゴはどうでしょうか。前走きんもくせい賞は、やはり１０００ｍに苦しんだという負け方。上がり３Ｆ３４秒６で負ければ仕方がないでしょう。その後の攻め馬も快調ですし、条件度外視で狙ってみたくなります。今季は５月に同条件で５着、以前ほどの悪い内容ではありませんでした。
水沢１１Ｒ、奥州市伝統産業会館レース（Ｃ１級三組）、１６００ｍ
Ｃ１級は、この夏秋にＪＲＡ入着級の転入馬たちが荒らし回っており、レースタイムも上がってハイレベルになっています。低配当レースも目立ちますが、その一方で究極の時計勝負になってしまい人気馬が力尽きるケースもあり、印の付け方にはいつも悩まされています。
ここにはＪＲＡ転入２戦目のナリタテイオーがいます。ＪＲＡでは３着１回、５着が３回もあります。アッサリ勝つと思われた転入初戦が直線失速でしたが、初コースなどの条件に苦しんだのか？見ている側からは正直納得がいかないので、再度狙うことにしました。
充実度ならアーノルドクィーンです。秋の古馬編入後は崩れなくＣ２級を突破、前走２着で１６００ｍ戦にもめどを立てました。デビュー時５１０ｋあった大型牝馬が、前走は４８５ｋ。ようやく本格化してきたという言葉がピッタリです。
レッドルンバはこの春再転入後こそ未勝利ですが、夏を休養に充てたあとの初戦が２着好走。予想の上では全く軽視しており失敗しました。もともと先行して大崩れのないタイプ。加えて今回は絶好枠があたり、久々勝利のチャンス十分です。
スピードだけならディーズキューティの方が速いかもしれません。北海道デビューで認定競走を勝ち、イノセントカップに出走。南関東へ移ってローレル賞、ハイセイコー記念にも出走しました。岩手転入初戦はコスモゲータイトとハイペースで先行争いを演じて失速しましたが、２走目は折り合ってその２頭でワンツーを決めました。今度は１６００ｍに距離延長となる点がカギですが、この馬の出方次第で展開が大きく変わります。その際注意したいのがスペースシップ、こちらは南関東デビューで平和賞４着（勝ち馬グッドストーン）。岩手転入後は２勝２着４回、差し馬の展開なら浮上が考えられます。
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