牝馬の頂点を目指す、ビューチフル・ドリーマーカップ

 夏の水沢開催最終週を飾るのは、牝馬の戦い。8月31日の10レースにはビューチフル・ドリーマーカップが行われます。

 まずは、前哨戦フェアリーカップの回顧から。

フェアリーカップ(8月3日、水沢1800m、3歳以上オープン牝馬)

○クルセイズ
◎サイレントエクセル
△カネショウプルート
…シュクジャンヌ
▲マルカンジョオー
△トーヨーハヤテ
…ケージーシルキー
…ウエスタンフォルス
…エメラルドスズラン

 ウエスタンフォルスが逃げ、カネショウプルート、シュクジャンヌと並びは早くに落ち着き、サイレントエクセルがその後方からジワジワと位置を上げるレース展開。いつもは3コーナーあたりから仕掛け、4コーナーで前に並びかけるという競馬をしていたクルセイズの阿部騎手が、常にサイレントエクセルをマークするような位置取り。これがズバリと当たり、4コーナー手前で先頭に立ったカネショウプルート、直線半ばで先頭に立ったサイレントエクセルの外に回って見事な差しが決まりました。

フェアリーカップ 直線大外クルセイズ(帽色桃)、中央サイレントエクセル(帽色黄)、最内カネショウプルート(帽色青)(画像提供、横川典視氏)



 直線の甘さばかりが目についていたクルセイズでしたが、この日の末脚は見事の一語。今年は北海道に短期移籍した赤レンガ記念を0.7秒差の5着から勢いを増し、岩手復帰の6月9日にA級戦初勝利、そしてこのフェアリーカップにつなげました。芝でもボスアミーゴに迫るナンバー2の位置をキープしており、今度のビューチフル・ドリーマーカップでデビュー90戦目を迎えるとはとても思えません。名古屋所属時からコンスタントに勝ち星を重ねて通算23勝ですが、7歳となった今、最高の充実期を迎えているのかもしれません。


 一方サイレントエクセルは今季3走目で復活の勝利を前にしてクルセイズの差し切りを許して2着。復調途上ゆえ期待先行の嫌いはありましたが、それでもフェアリーカップは負けられぬ戦いでした。デビュー以来岩手の牝馬重賞をすべて制し、牡馬に混じっても青藍賞優勝、ダービーグランプリ3着など華々しい実績。岩手の牝馬にはダートで1回も先着を許していなかったのですから、この2着は「衝撃的事件」でした。
 ただ、考えてみれば今季のサイレントエクセルは春先に順調さを欠いた上、使ってきたレースがみちのく大賞典-川崎のスパーキングレディーカップ(JpnIII)-フェアリーカップという厳しいローテーション。「最高に良かった時にはまだまだだけれど、今季使ってきた中では一番良くなっている」という千葉厩務員の言葉にもあるように、今度は背水の陣でレースに臨むこととなります。


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  1. 2008/08/30(土) 20:06:56|
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