短距離決戦、岩鷲賞をズバッと斬・・・れない

 7月5日の水沢競馬メインレースは、奥州市長杯第41回岩鷲賞(デュランダル賞・クラスターCトライアル)。岩手競馬では不来方賞とならび、最古の歴史を誇る伝統の重賞競走です。

 出走馬は遠征馬なしの10頭立てですが、トライアル早池峰賞組か、みちのく大賞典ら重賞の常連組か、力量比較の実に難しい一戦となりました。


フリーモア
 トライアルの早池峰賞を鮮やかに逃げ切ったのはフリーモア。JRA1000万級からの転入初戦が1800m戦とはいえ8着惨敗。短距離実績は豊富にあったようですが、続く早池峰賞では印が打てませんでした。まだ復調途上との印象も受けますが、それでも中間の動きは上昇を感じさせるもの。200mの距離延長ですが、早池峰賞の走りを信頼することにしました。今回は内田利雄騎手の騎乗となり、重賞タイトルのチャンスが巡ってきました。

 評価に悩むのはアンダーボナンザですが、2000mのみちのく大賞典よりは、1400mの今回の方が走りやすいでしょう。昨年の白嶺賞以降、地元馬同士であれば大きな崩れはありませんが、先行勢の流れになった際に1400mで差し届かぬ不安があることは否めません。

 メタモルキングは春先の不振から立ち直り、早池峰賞は2年連続の2着。1600m9勝の実績はありますが、血統的なものも含めてベストはスプリント戦であるように思います。傑出馬不在と思えるメンバー構成だけに、この馬にとっても重賞制覇のまたとないチャンスであるといえます。


トーホウライデン
 昨年、盛岡1200mで優勝のトーホウライデンは、コースを変えて変則連覇を狙います。昨年秋の、園田JBCスプリント出走後不振に陥っていましたが、ジワジワと調子を取り戻してきました。現在は盛岡コースの方が良い印象ですが、いかにもここを狙っていると言わんばかりの乗り込みです。

 他にもサイレントエクセルグッドストーンを押さえに、リュウノツバサには印が回りませんでした。ここまでは流れ次第で十分チャンスがあると見ます。新聞紙面上ではなかなか説明できませんが、同じように印が付いていてもこういう歯切れの悪い場合があるということを、ご理解いただければと思います。


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  1. 2009/07/05(日) 00:00:00|
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7月5日、新馬戦の出走馬紹介

 7月5日、水沢競馬第5レース、フューチャー競走(2歳新馬戦)の出走馬を紹介します。


トーホクキング
 前開催の抽選もれを経て出走してきたトーホクキング。先にデビューしたトーホクレジーナに続いてキングリファールの産駒。3代母は大混戦の桜花賞トライアルでダイアナソロンなどを下したダイナシュガーです。そういう話ならポンポンと出てくるのですが・・・


 リュウノヒロジ6月7日戦の出走取消を経ての再登場。攻め馬などを見ていると、取消の影響よりも、むしろ乗り込んだアドバンテージを感じさせます。


トーホウデート
 トーホウデートはエンペラー第1世代、トーホウバルカンの全妹で同じ芦毛馬。能力検査も、直前も申し分のない時計です。


リュウノオリオン
 リュウノオリオンはカコイーシーズ産駒。前回が抽選もれでしたが、その分調教時計を詰めてきました。


トーセンジャック
 今年はトーセンの2歳馬が大挙入厩、血統もバラエティに富んでいます。その一番手は父ストラヴィンスキー、母トーセンフィーネのトーセンジャック。姉トーセンメロディは先週6月29日に2勝目を上げています。


パラダイスバスク
 パラダイスバスクは能力検査、追い切りと余力十分で水準のタイム。父はパラダイスクリーク、母エイシンストレートは小林義明厩舎で4勝しました。


フラットリア
 フラットリアは5月22日の能力検査から少々時間がかかっての出走。父ダンディコマンドはスピードタイプ、兄ネイビーズサンは園田で新馬勝ち。2、3歳戦で活躍しました。


ダンストンヴァール
 ダンストンヴァールも5月22日の能力検査。その時はロックハンドスターも上回り、850m、53秒6の一番時計をマークしました。父はグリーンアプローズです。


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  1. 2009/07/04(土) 17:30:00|
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トーセンザオーが能力検査を合格

 6月17日にご紹介した、JRAからの転入馬トーセンザオー(佐藤浩一厩舎)が能力検査に登場しました。


馬場入り
 久々の実戦形式に、こんなシーンもありましたが・・・


一


二
 無事返し馬へ。

 山本聡哉騎手を背に、1400mを1分31秒6で走破して合格しました。
 馬体重は469キロ、JRA最終戦となった昨年11月29日の京阪杯(468キロ)時とほぼ同じ数字でした。岩手での初出走は重賞、特別に出走できませんので、A級一般戦からのスタートになりますが、最短で7月18から20日の間になると思われます。



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  1. 2009/07/03(金) 18:43:12|
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あづい夏の戦い、ウイナーカップ

 梅雨入り後も、依然として雨の少ない東北地方。水沢も例外でなく、いよいよ30度をオーバーして真夏日に。朝も気温の上がるのが早く、調教時間帯から暑くなっています。

あつい


 さて、6月28日の水沢競馬メインレースは、3歳馬による短距離特別ウイナーカップ。近年は秋の芝特別にこの名称が使われていましたが、大幅な条件変更となりました。この時期の3歳1400m戦となると、2000年から2006年までの岩鷲賞が、この条件で行われていました。


 6月1日の岩手ダービー・ダイヤモンドカップで3歳のクラシック路線は一息入り、三冠目の不来方賞は11月22日に行われます。この間の3歳重賞・特別は

 6月28日 ウイナーカップ     水沢1400m
 7月12日 (重)オパールカップ  盛岡1700m(芝)
 7月26日 (重)ひまわり賞(牝) 盛岡2000m
 8月 9日 サファイヤ賞      盛岡2400m(芝)
10月18日 クリスタル賞      盛岡1800m

 と路線的なつながりはあまりなく、各部門スペシャリストのタイトル戦となります。

 二冠馬マヨノエンゼルは3歳級を卒業し、次週7月6日(月)の古馬A級戦に編成。また二冠ともに2着のトキワノマツカゼは、芝のオパールカップを目標としているため、今開催は当初より登録なし。したがって、この2頭に次ぐメンバーの争いとなりました。

 中心はダンストンジールになります。前走は岩手ダービー・ダイヤモンドカップを見送り、芝のはまなす賞へ向かいましたが、勝負処での反応が悪く4着止まり。七時雨賞を勝って充実一途の状況であっただけに、ダイヤモンドカップでその走りを見たかったように思います。これは路線選択を言うのではなく、そもそもダイヤモンドカップ前日にはまなす賞を配置する競走計画自体が問題だと思います。もともと「まじめに走っていない」(村上実調教師)ことで成績が不安定でしたが、今季はそれが解消に向かいつつあると見ますので、ダートのここで巻き返しの可能性は高いでしょう。

 日高賞馬シルバーカテリーナは、牡馬に挑戦のダイヤモンドカップが6着に失速。相手関係の厳しさより、距離に苦しんだと見るべきでしょう。1400mに短縮となって、改めて牡馬に挑戦ということになります。

 1400mになって大きく可能性が広がるのは、フジフーフーとトーホクプリンス。いずれも1600m以上の戦いでは、終い勝負で弱さがありました。逆にダイヤモンドカップで3着に追い込んだセンリグランピーは短距離や水沢コースでは器用に動けない弱みがあるので評価を割り引きました。一発があるならテンショウスズラン、馬体重に悩んでいた馬がここにきて攻め強化。当日大きく身体を減らさないようであれば変身の可能性があります。



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  1. 2009/06/27(土) 21:32:46|
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みちのく大賞典は終わりました

 6月21日、水沢競馬場で行われた、一條記念 第37回みちのく大賞典(ダンスインザダーク賞・マーキュリーカップトライアル)は名古屋から遠征のキングスゾーンが逃げ切りで優勝しました。


口取り


直線
 逃げるキングスゾーンをリュウノキングダムが追走。さらにマヤノグレイシーも追い上げて3コーナーでは早くも遠征馬3頭が上位。懸命に追走するのはサイレントエクセルとリュウノツバサ。


五十


ゴール
 キングスゾーンが2分の1馬身振り切ったところでゴール。


肩掛け
 昨年の南部杯4着時は「先頭に立った時にすぐ後続に被せられたのが・・・」と悔しがっていた安部幸夫騎手。この日は「後続が来る前に早めに」ペースを上げて押し切り。前半1000mが1分05秒1、後半が1分03秒3で計2分08秒4の勝ち時計は、春から時計のかかっている水沢コースとしては相当な速さです。(レコードはオースミジェットの2分06秒7

 「ブリンカーもつけるタイミングがあるし、距離の2000mもうちへ来た時から適性はあると思っていた。交流レースに手頃な条件がなかっただけで、今日のレースはちょうど良い条件だった」と原口調教師。1400mのグレードレース(サマーチャンピオン/佐賀)を勝ってしまうような馬に2000mの適性があるとなっては、地元勢はひとたまりもありませんでした。


リュウノキングダム
 シアンモア記念に続く、岩手の重賞連覇を狙ったリュウノキングダムは2着。「自分の馬も止まっていないのだが、前は捕まえられそうになかった」と菅原勲騎手。後続との着差を考えると、やはり強い内容です。


マヤノグレイシー
 3着も名古屋のマヤノグレイシーで、遠征馬が上位独占しました。


サイレントエクセル
 4着にはサイレントエクセル。前走あすなろ賞がしんがり負けでしたから、よく巻き返してきました。この馬が地元最先着とグレードレースのような表現になりますが、今回の遠征馬はちょっとレベルが高すぎました。



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  1. 2009/06/23(火) 10:42:55|
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